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1930年代日本学者的京剧观 : 以滨一卫的京剧流派研究为中心

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Abstract 明治以降、西欧文学に対抗するため、中国文学、とりわけ俗文学としての戯曲、小説に対する研究が重視されるようになった。初期の代表的な学者としては、狩野直喜、内藤湖南など京都学派の中国学が有名である。京都大学を卒業した濱一衛は、青木正児に続き、中国戯曲を研究するもう一人の代表者であると言われている。1930年代に濱一衛は中国に二年間留学し、中国戯曲を丹念に考察した。その留学の成果として、『北平的中国戯』...(1936、中丸均卿と共著)と『支那芝居の話』(1943)の二書が著されたのである。2000 年、『支那芝居の話』は大空社の「アジア叢書」シリーズの「演劇篇」に収録、復刊された。この著書が刊行から半世紀後に、再び出版されたということは、濱一衛の中国戯曲研究が当今の学界にも認められており、しかも再認識する必要があるということを表しているのである。この二著は濱自身の大量の観劇経験を生かして、劇場の視点から立脚し、京劇俳優の演技を評論し、30 年代の北京の劇壇の様子をありのまま描いている。二作の中で、俳優評の部分は最も卓越した見解があり、同時代の中国人劇評家の評論と比べても、全く劣らないほどである。本論文は、濱文庫所蔵のエフェメラを運用し、濱一衛の理解していた京劇流派を詳細に解明しようとする。show more
Table of Contents はじめに
一、濱文庫所蔵の演劇研究資料
ニ、濱一衛の見た京劇流派
結び

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Created Date 2018.04.13
Modified Date 2023.11.01

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