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1.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of ジルコンの蛍光スペクトル — Photo-luminescence of zircons
進野 勇 ; Shinno Isamu
研究期間: 1985-1987
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概要: 1.多機能顕微分光法の確立-吸収, 蛍光励起・醗酵・寿命, 熱蛍光- 天然のものも, 合成した結晶も微細な形のものが多い. これらを鏡下で観察と同時に標記のような情報が取れればこれらの研究の進展に好都合である. 光源に通常の高圧ガスランプの他に, YAGレーザーを用いた. 検出器は, -25°C位に冷却して雑音を減じた. 信号処理はロックインアイプにボックスカー積分法も導入して, 極微的な蛍光の検出と寿命の測定が可能になった. この手法をジルコンに適用して, その有用性を実証した. 2.ジルコンの3つの蛍光タイプ 産状の異なる約百種のジルコンを世界の有名な産地から収集した. これらの蛍光スペクトルを測定して解析し, それらの蛍光中心や発光メカニズムから, 3つの蛍光タイプを認識した. (1)ジルコンの蛍光タイプI-Dy^<3+>, Eu^<3+>, Sm^<3+>, Tm^<3+>の4f電子の遷移- ジルコンの微小均質領域10μm^2から上記の希土類元素が検出できた. これらは人工結晶に16種の希土類元素をドープした実験結果から確認された. Euについては熱中性子照射実験結果との対比から, 鏡下で定量が可能であることを示した. (2)ジルコンの蛍光タイプII-U, Thの放射崩壊に伴うSiOラジカルー このタイプは数MeVのエネルギーの荷電粒子(α,P)がジルコン中に標記のラジカルを作り, これらが蛍光中心となっていることを始めて実証した. この蛍光は熱によって消滅し, 又, 回復したり, 結晶学的方位に敏感に対応する, 紫外光に敏感であるなど特異な性質のあることを明らかにした. (3)ジルコンのタイプIII蛍光-不純物元素の電荷アンバランスー U^<3+>, P^<5+>やCa, Mnなどの作る電子-正孔中心が蛍光中心をなしている. 天然では産出が珍である. 続きを見る
2.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 乳化型液膜に用いる新しい界面活性剤の開発 — Development of New Surfactant for Liquid Surfactant Membrane
中塩 文行 ; NAKASHIO Fumiyuki
研究期間: 1989-1991
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概要: 著者らは、現在、実用化の段階を迎え注目されている乳化型液膜プロセスのために、最適な界面活性剤を開発することを目的として研究を行い、以下のような新たな知見を得た。 1.金属抽出の平衡論的研究 希土類金属の抽出剤として、現在、最も有望であると考えられているリン酸系抽出剤を選択し、新規界面活性剤を添加した場合の希土類金属の分離性能と抽出平衡を検討した。その結界、界面活性剤は、抽出平衡には、影響をおよぼさないことを明らかにした。 2.希土類金属抽出の速度論的研究 金属イオンと抽出剤との抽出速度を測定するために、平面接触型攪拌槽および膜抽出装置を用いて、界面活性剤を添加した系における希土類金属の抽出速度を測定した。希土類金属間の分離係数と界面活性剤の分子構造の関係を明らかにするとともに、抽出機構を明らかにし、抽出速度式を提案した。 3.乳化型液膜による希土類金属の抽出分離実験 乳化型液膜による希土類金属のモデル系として軽希土類、および重希土類間の分離に対し、先に合成した各種界面活性剤を用いて抽出分離実験を行った。抽出率の経時変化は、エマルション表面における希土類金属と担体の界面反応モデルによって説明できた。その結界、四級アンモニウム塩型の界面活性剤を用いると、市販界面活性剤を用いた場合に比べ抽出速度が上昇し、希土類金属間の分離性能が向上することを明らかにした。 4.電気的解乳化装置の設計 W/Oエマルションを効率よく破壊するために、流通式電気的解乳化装置を作成し、解乳化機構を明らかにするとともにそれぞれの因子を考慮した解乳化速度式を提出した。 続きを見る