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1.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 破骨細胞膜表面に存在する新しい膜融合制御分子の遺伝子単離と融合機構の形態学的解析 — Novel cell surface Fusion Regulartory Molecule involved in osteoclastogenesis: Morphological analysis of precursor fusion
久木田 敏夫 ; KUKITA Toshio
研究期間: 2000-2001
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概要: 破骨細胞分化における融合過程で機能する新しい膜融合制御分子の遺伝子単離と融合機構の形態学的解析を本研究の主たる目的とした。本研究遂行の為に破骨細胞に効率よく分化する細胞株の分離を行った。マウスマクロファージ系の細胞であるRAW264細胞から破骨細胞分化因子の存在下、極めて効率よく破骨細胞様多核細胞に分化するクローンを得ることができた。また、分化因子で刺激しても全く分化が起こらないクローンも得ることができた。これらのクローンを用いて融合に関連する遺伝子の検索を行ってる。またSEMを用いた融合機構の形態学的解析も行なっている。また本研究で検討することになっていたMFRの関与について、ラットの分化系を用いてRT-PCR法による解析を行なったが、そのmRNAの発現を確認できなかった。一方、前破骨細胞間の融合制御分子と推定されるKat1抗原についてであるが、抗Kat1抗原モノクローナル抗体をセファロース4Bに結合させたアフィニティーカラムを作成し、抗原分子を精製中である。精製は順調に進んでおり、部分精製標品を電気泳動により精製し、部分アミノ酸配列を決定することにしている。ところで、本抗原が血管拡張作用を有するアドレノメジュリンの受容体としての働きをするというデータを得た。アドレノメジュリンの受容体としては、RAMP2とCRLRという二種類の膜表面分子の複合体として機能する受容体が主であるとされているので、ラット破骨細胞形成系においてRAMP2とCRLRの発現をRT-PCR法を用いて検討した。骨髄ストローマ細胞は両分子を発現していたが、破骨細胞系列の細胞はこれらの分子を発現していなかった。この結果は、破骨細胞系列の細胞が発現するアドレノメジュリン受容体は新奇受容体である可能性が示唆された。Kat1抗原蛋白質の構造決定は非常に重要な課題である。 続きを見る
2.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 生理活性ペプチドによる血管のオートクリン-パラクリン型緊張・増殖制御機構の解明 — AUTOCRINE AND PARACRINE REGULATION OF VASCULAR SMOOTH MUSCLE PROLIFERATION AND TONE BY THE BIOLOGICALLY ACTIVE PEPTIDES.
西村 淳二 ; NISIMURA Junji
研究期間: 1996-1997
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概要: 本研究の目的は生理活性ペプチドによるオートクリン作用について明らかにすることである。まず、アドレノメジュリンが、どの様な細胞に発現し、どの様な細胞に作用を及ぼすかについて明かにした。その結果、アドレノメジュリンが心臓、腸管、血管、膀胱、気道等のいろいろな細胞に発現していることが明らかとなった。しかしながら、その平滑筋に対する作用は、限られていることがわかった(Nishimura et al.,Br.J.Pharmacol,1997)。また、bradykinin(Eguchi et al.,Br.J.Pharmacol,1997)等の生理活性ペプチドに対する血管作用を明らかにした。気道におけるendothelinのオートクリン作用について検討した結果、気道平滑筋、気道上皮にpreproendothelin-1,preproendothelin-3,endothelin receptor,endothelin converting enzymeが発現しており、オートクリン作用の存在が明らかとなった(Yoshimura et al.,Am J Respir Cell Mol Biol,1997)。実験的移植血管におけるendothelin受容体の変化を明らかにした(Eguchi et al.,Cardiovas Res,1997)。さらに、rho kinase mRNAの発現について報告を行った(Niiro et al.,Biochem Biophys Res Commun、1997)。また、カルシウム情報系に関し、細胞内カルシウム濃度と張力の同時測定の結果を報告した。 続きを見る