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1.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 外国人子女教育に関する総合的比較研究 — A Comprehensive Comparative Study on Education of Foreign Migrant Workers'Children
江淵 一公 ; EBUCHI Kazuhiro
研究期間: 1994-1995
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概要: この研究は、世界の主要先進工業国において等しく重要な社会的関心事となっている外国人移住労働者・移民の子どもたちの教育に関する政策的、理論的、実践的諸問題を文献並びに各種調査報告資料、あるいは分担者・協力者による実態調査等に基づいて比較研究を行い、近年わが国でも増加している外国人子女の教育のための政策的及び実践的知見を得ることの目的として、平成6年度及び7年度の2カ年にわたり実施された。 比較研究の対象国として、アメリカ、オーストラリア、イギリス、フランス、ドイツ、及び日本の6カ国を取り上げ、これらの対象課題に沿って研究組織を班別構成し、文献資料の収集及び実態調査を行った。具体的な研究課題としては、(1)外国人の労働移住に関する各国の法律・条例、(2)この問題に関する各国政府及び自治体レベルの政策・基本方針、(3)学校現場における外国人子女の実態とそれへの実践的対応方法、例えば、受け入れ体制、言語教育(生活言語と教科言語)、母国語保持の問題、言語教育と文化的適応教育などに関する諸計画、(4)外国人子女教育の理念(国民教育との関係など)及び理論(異文化間教育理論など)の4つの問題領域について、各国の実情及び研究の展開状況を把握するための文献資料を収集し、それらの比較分析を進めた。 研究の成果については、(1)この分野の文献目録の作成とデータベース化(平成6・7年度)、(2)全体研究会及び各班別研究の中間的成果をまとめた中間報告書の刊行(平成6年度)、及び(3)2カ年の研究成果をまとめた最終報告書の刊行を行った。その成果の要点については、平成7年度成果報告に記載している。 続きを見る
2.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of わが国における外国人児童生徒の文化的適応と教育に関する調査研究 — A study on Cultural Adjustment and Education of the Newcomer's Children in Japan.
稲葉 継雄; INABA Tsuguo; 江淵 一公 ... [ほか]
研究期間: 1995-1997
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概要: この研究はわが国の学校に在籍する外国人児童生徒(特別の日本語教育を必要とする非定住外国人児童生徒)の言語的・文化的適応と教育の実態を教育人類学及び国際教育学の視角・方法によって明らかにし、外国人児童生徒の教育のための理論的及び実践的に有効な知見を獲得することを目的として実施したものである。 3年計画により実施した訪問調査、継続的参与観察及びアンケート調査により、下記のような成果を得て、これを元に研究成果報告書を作成した。 1.外国人児童生徒の在籍が日常的になりつつある、「集中型多数地域」における学校では教職員、行政、さらに各種のボランティアなど、関係者の努力によって、日本語教育及び文化的な適応に関して成果を上げつつある。 2.しかし、本調査が焦点を当てている、「分散型少数地域」(学校単位で1〜5名程度の在籍)においては、担任教師、日本語担当教師、そして両親や子どもたちの中に様々な問題が生じていることが明らかになりつつある。例えば、こうした子どもたちの日本語の獲得や学校や地域での生活への適応状況は、担任教師や親の対処に任されており、必ずしも学校全体、地域での協力的取り組みがなされていないこと、担任教師や日本語教師と家庭とのコミュニケーションが十分に保証されていないことなどである。 3.前2年度の調査以来、一方で、日系人児童生徒の文化適応が比較的容易に進んでいる状況がありながら、他方で、日系人児童生徒の中には、母国への帰国と来日を繰り返している子どもたちが生じており、こうした子どもたちについては母国文化と日本文化の両文化への適応に困難が生じている。 4.そのほか、幼少年(幼稚園や保育所年齢)から日本で過ごした子どもの中に、日本文化そのものの「母文化化」のような現象がみられ、両親や親族との不適応現象も生じている。 続きを見る