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1.
雑誌論文
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 児童期における死と生の理解に関する研究の展望 : 発達的変化および関連する要因について — Review on understanding of death and life in childhood : Development and factors
大井, 妙子 ; Ohi, Taeko
出版情報: 九州大学心理学研究. 12, pp. 87-95, 2011-03-31. 九州大学大学院人間環境学研究院
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概要: This paper reviewed the studies on understanding of death and life in childhood, on the basis of the arrangement, new viewpoints for the course of researches in the future were given. First, the knowledge of development of understanding of death and life was arranged every subject such as the concept of death, concepts of animated beings and living beings, emotions and images about death and life , and attitudes toward death and life. Second, the knowledge of factors in relation to understanding of death and life was put in order every subject such as gender difference, self-esteem and development of ego, personality, individual experience, and cultural adn regionus backgrounds. Finally, the following viewpoints for the furture researches were proposed : (1) to understand death and life as the construction of cognitional, emotional, behavioral sides and of ranging over consciousness to unconsciousness, (2) to turn our attention to "inochi" which means life in Japanese, (3) to examine the relations between understandeing of death and life and various factors inclusively (especially for self-esteem, empathy, and agression). 続きを見る
2.
雑誌論文
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 子どもの地域での活動、地域社会関係および地域観形成におけるコミュニティ・スクールの役割 — A Study on the Role of Community Schools in structuring Regional Activities, Human Relationships and understanding of Children
近藤, 加代子; 石神, 翔伍; Kondo, Kayoko ... [ほか]
出版情報: 芸術工学研究. 14, pp. 9-16, 2011-03-31. 九州大学大学院芸術工学研究院
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概要: The community schools (CS) is expected to facilitate interactive community revitalization and to improve environmental adaptability and human relationships for childhood development. We therefore conducted a questionnaire survey of children at an elementary CS actively involved with community collaboration. Based on our findings, children, who had previously not been exposed sufficiently to human-human interacions and interactive participation in community activities due to avoidance of community interaction by their parents, cultivated feelings of security and trust with the inhabitants and community; they were able to enjoy outdoor activities, harbored community pride and love, and showed an affirmative understanding of the regional environment. Childhood development was more constructively and positively molded in the present CS community than in children in non-CS communities, through active collaboration, mutual child-adult interaction and construactive participation of CS inhabitants. 続きを見る
3.
雑誌論文
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 野棲ハツカネズミの生活史IV : 乳幼仔における形態の発達と生後の成長 — The life history of the Japanese mouse, Mus molossinus Temminck and Schlegel IV : Postnatal development of the sucklings and growth after birth
平岩, 馨邦; 濱島, 房則; Hiraiwa, Yoshikuni ... [ほか]
出版情報: 九州大學農學部學藝雜誌. 18, (2), pp. 175-179, 1960-12. 九州大學農學部 — Faculty of Agriculture, Kyushu University
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概要: In our laboratory we have been breeding the Japanese mouse, Mus molossinus Temminck and Schlegel since 1955. Concerning the postnatal development of the sucking young, we have observed the changes of external characters from birth to weaning. And also in twenty five mice of seven litters we have measured the postnatal growth of several parts of the body, i. e. body weight, length of head & body, tail, hind foot and ear. The results are as follows : The mice are born hairless but with claws. At four days after birth body color becomes clear. And the external ears open at about five days. Primary hairs grow at about seven days after birth, and secondary hairs at eight days. In females at this age, the nipples become evident. Incisors of lower jaw erupt at about nine days after birth, and those of upper jaw ten days. At the age of about fourteen days eyes open, and the young begin to eat solid food shortly later. The average body weight at birth is the same in both male and female. The period in which growth rate is highest is from birth to thirty days. Growth becomes somewhat sluggish from forty days to sixty days, thenceforward the body weight increases gradually as well as in length of head & body, tail, hind foot and ear. Hind foot and ear attain their approximate maximum length by ninety days. Tail coefficient becomes maximum from twenty five to thirty days. It seems that there is little difference between adult males and females in the growth of the length of tail, hind foot and ear, though statistical treatment is not made yet.洋種ハツカネズミにおける乳幼仔期の形態の発達と生後の成長については多くの報告があるが,日本産野棲ハツカネズミにおけるこの種の報告は未だない.そこでわれわれは本種を1955年以来研究室内で繁殖飼育させ,その乳幼仔の生後の形態の発達について観察し,あわせて1957年9月25日から11月1日までに生まれた飼育第3代の野棲ハツカネズミ7腹(♀14,♂11)について5日目ごとにその成長を測定した.それらについて得た知見を簡単に述べてみたい.観察に用いた本種は前報で述べた飼育法によつて得られたハツカネズミである.それらの観察の結果をTables1,2,3に示した.つぎにこれらの結果にもとついて木種における出生時の体色,開耳,発毛,切歯の出歯艮,開眼など外部形質の出現および生後の成長について考察してみたい. 続きを見る
4.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 現代日本の「子ども観」に関する実証的研究 — A Study of the Japanese Views of Children in the Present day
住田 正樹 ; SUMIDA Masaki
研究期間: 2001-2003
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概要: 本研究の目的は、人々が子どもについて抱いている観念、すなわち「子ども観」の現代的様相をとくに世代差を分析軸として明らかにすることにある。変動の激しい現代社会にあっては、世代によって「子ども観」は大きく異なっているだろう。 これまでの予備調査の結果を踏まえ、今年度は本調査としてK都市圏(1市2町)を調査対象地として層化2段階サンプリングを行い、2503名の対象者を抽出して郵送調査を実施した。調査結果から主要な知見を述べれば、以下のようである。 (1)若い成人世代は,「子ども期」を長く捉える傾向があり、そして子どもらしさを純粋性に求める傾向があるが、高年世代は子どもらしさを従順性に求めている。 (2)若い世代は子どもの発達にとって環境を重視しているが、高年世代は素質を重視している。しかし若年世代は個性を重視した発達を、高年世代は社会の一員としての社会性を重視した発達を是としている。しかしいずれの世代も協調型よりも自己主張型の子ども像を肯定的に評価している。 (3)いずれの世代の成人も、子どもの生活環境の利便性については評価しているが、安全性、快適性については相当に否定的である。 (4)総じて言えることは、いずれの世代も性善説的な「子ども観」を抱いているものの、今日の子どもたちに対する評価となると否定的である。そして否定的評価にならざるを得ない背景としてテレビゲームを初めとする遊びの変化と勉強に追いまくられるという子どもを取り巻く環境をあげている。 続きを見る
5.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 抑制性神経回路の形成時期にBDNFが持つ役割の解明
鍋倉 淳一 ; 賀数 康弘
研究期間: 2001-2002
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概要: 発達期ラット大脳皮質視覚野第5層から急性単離した神経細胞にパッチクランプを適用し、BDNFのGABA応答に対する急性作用を検討した。生後14日目においては、BDNF投与数分後からGABA-A受容体応答およびGABA作動性微小シナプス電流の大きさの漸増が観察された。このGABA-A応答の増強はBDNF投与終了後も数十分から数時間持続した。BDNFによるGABA-A増強の発生にはtrk-B,PLC-gammaおよび細胞内カルシウムイオン上昇の細胞内シグナル伝達系の活性化が必須であるが、増強の維持には必要ないことが判明した。結合実験によって、細胞表面におけるGABA bindingがBDNF投与数分後には増加し、これはK252によってブロックされることが判明した。以上の結果から、生後14日目においてはBNDFは細胞膜表面のGABA-A受容体数を増加させることによってGABA応答の長時間増強を惹起している可能性が示唆された。 BDNFのGABA-A応答への作用は生後28日目には増強-抑制の細胞間ばらつきが生じ、生後40日目には殆どの細胞においてBDNFはGABA-A応答を長期に抑制した。ラットにおいて臨界期前後でBDNFのGABA-A受容体応答に対する急性作用が増強から抑制にスイッチすることが示唆された。 これに対し、海馬CA1錐体細胞においてはこのBDNFによるGABA応答のスイッチングが生後8日目から14日目においておこり、BDNFの抑制系に対する作用のtime windowに脳内部位差が存在することが判明した。 続きを見る
6.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 乳幼児期のコミュニケーションを駆動する社会的刺激としての共同参与に関する実証研究
橋弥 和秀
研究期間: 2010-2012
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概要: 本研究の目的は、1:乳幼児期における対面コミュニケーションが社会的認知や言語発達に影響をおよぼすメカニズムを実験発達心理学的に検証し、行動データに基づいてその基盤を実証的に解明すること。2:成果に基づいた生物学的基礎・社会的経験の相互作用モデルを通じて、近年進展が著しい対話型映像メディアやロボティックスがコミュニケーションおよび教育に及ぼす効果を対面条件との比較の基に提示し、発達支援・発達障害療育実践に寄与しうる知見を提供すること、の二点である。今年度は、昨年度以来おこなってきた、ヒト的対面コミュニケーションとその心理的基盤が進化してきた要因についての理論的考察を進展させ、対面相互作用における視線が、乳児期においてすでに、学習促進の強化子として作用することを示した。昨年度すでに公刊が決定していた、ヒトの目の形態の進化に社会的要因が強くかかわっていることを示した論文の成果と合わせて、視線の社会的意味についての分析がさらに一歩進んだと考えている。また一方で、他者の(暗黙的)対面コミュニケーションの理解については、6歳児でも困難な側面があることを、行動実験データから明らかになり、これについても論文を作成中である。昨年度overhearingに着目したのと同様、行為者自身が主体となっておこなう一人称的対面コミュニケーションに加えて、対面コミュニケーションを観察するとという三人称的かかわりが、社会的認知発達におよぼす影響と、そのヒト特異性は近年の重要なテーマであり、これについてもさらに検証を進める予定である。 続きを見る
7.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 味蕾内GABA系を介した味細胞の機能的成熟
吉田 竜介
研究期間: 2011-2013
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概要: 本研究では、GABAの発達過程での機能に注目し、神経挫滅後の味覚情報ライン再生過程における味蕾内GABA系の機能・動態および作動機序を解析することで、味細胞の機能成熟におけるGABAの役割を明らかにすると共に神経系における分化・発生・再生のモデルと成すことを目的とする。本年度は、味細胞から放出されるGABAを定量するためのシステムの構築を試みた。申請者らの先行研究での味細胞からのATP放出検出に倣い、味細胞から味刺激により放出されるGABAを基質(α-ketoglutarate)および酵素(GABase)を用いたNADP+→NADPH変換による蛍光検出法を用い測定したが、検出感度不足のため定量できるまでに至らなかった。このため、味細胞から放出されるGABAの測定には、GABAイメージングを利用する予定である。予備実験の段階であるが、脱分極刺激により味蕾から放出されるGABAの検出には成功している。また、塩味応答細胞を同定するためENaC-GFPマウスを作成する予定であったが、Oxcitocin Receptor-YFPマウスを利用することで塩味細胞を同定できる可能性が示唆され、現在、YFP発現細胞の応答を解析している。 さらにシングルセルRT-PCRや免疫染色法を用い、GABA受容体、および細胞内Cl^-濃度に関与するCl^-トランスポーター(NKCC1とKCC2)の発現解析を行った。本研究のターゲットとなる茸状乳頭領域において、GABA_A受容体サブユニットα1、α2、α5、β2、β3、γ3、δ、π及びGABAB受容体サブユニットR1、R2が検出され、NKCC1やKCC2の発現も認められた。このうちKCC2に関しては多くのIII型細胞で発現が見られたがII型細胞で発現する細胞は少なかった。このCl^-トランスポーターの発現差は、各味細胞のGABAに対する応答性の差に関連する可能性が考えられる。 続きを見る
8.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 保育所をコミュニティ資源として親子の抱える課題に応える体験型支援実践の形成 — Developing the experience based parenting support practice for helping parent and child work on their difficulties making use of a nursery as community resource.
當眞 千賀子 ; TOMA Chikako
研究期間: 2009-2011
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概要: 現場の人々とともに実践を形成していく過程の中に研究を織り込む「形成的フィールドワーク」(當眞, 2004)の方法により,保育所の子育て支援現場で親子が抱える問題を多角的に把握しつつ、親としての力量を育て,親子が互いに育み合えるような関係を築くことを支える体験型の支援実践の工夫を重ね、親子の課題に応えるワークショップ型(体験型)の子育て支援実践モデルを開発した。 続きを見る
9.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 自己および他者の情動理解に関する発達的変化とその障害について
菊池 哲平
研究期間: 2003-2004
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概要: 今年度は乳幼児期の自閉性障害及びダウン症児を対象として、そのコミュニケーション行動の発達プロセスを縦断的に調査した。その結果、自閉性障害児においては、他者との情動的共有性を持たずに指さし行動を行っていることが示され、こうした知見はUCLAグループのSigman et al.(2003)の指摘と一致するものであった。 さらにダウン症乳幼児においては、模倣行動が極めて早く獲得されるという結果が示された。これらからダウン症乳幼児は他者に対する社会的志向性(Social Orienting)が高く、そのことが初期発達における他者理解の基盤となっていることが示唆された。従って、こうした障害児の発達プロセスにおいては、各々の障害に固有の特徴が認められ、臨床的視点からもそれぞれの特徴を活かした早期スクリーニング法の開発へと結びつける必要性が指摘された。こうした知見は、今年度の日本発達心理学会で発表予定である。 加えて、上述した初期発達におけるコミュニケーション行動の発達の背景には、運動発達など他のコンピテンスと強い結びつきがあることが示唆された。ここから「発達的関連性(Developmental Linkage)」という人間の発達像を総合的に捉える視点からダウン症乳幼児の発達プロセスについて分析していった。この研究結果は「特殊教育学研究」誌に掲載予定である。 また実験的手法を用いた自己情動の理解に関する定型発達モデル構築に関して、自己表情の認知課題を行った知見が「発達心理学研究」誌に掲載され、さらに自閉症の特異性について発達心理学会(平成17年3月末開催)にて京都大学・遠藤利彦教授、兵庫教育大学・井上雅彦助教授、九州大学・神尾陽子助教授と共に自主シンポジウムを開催し、研究の概要及び今後の課題について検討する予定である。 続きを見る
10.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of シナプス競合及び脱落過程のin vivo連続観察系の開発
鍋倉 淳一
研究期間: 2003-2004
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概要: 脳機能成熟過程では発達後期において回路機能再編成の再編成が起こる。この過程はしばしば、神経活動依存性であり個体として脳機能の大きな変化とし表現される。その背景にあるネットワークレベルでの変化のなかで、神経終末の変化として、一旦形成された余剰回路の除去、終末の伝達物質放出機能の変化、および伝物質自体の変化がある。そのなかで、伝達物質自体がGABAからグリシンへ発達変化するという全く新しい回路再編の形をラットの聴覚中経路核における内側台形体核から外側上オリーブ核へ投射する系において記述することができた。一方、余剰回路の除去などのネットワークの変化の連続観察系に関しては、大脳皮質においては、膜電位感受性色素を用いた活動領域の変化についての観察系は確立しつつある。幼若期においては、個体の脆弱性のため、同一個体において繰り返し観察系については、安定的な頻回の連続観察は完成途中である。現在、生体内神経回路再編の観察に不可欠な技術である多光子顕微鏡(生理学研究所に設置済み)の適切な操作法と生体内回路変化を抽出するための、脳定位固定法および人工頭骸骨の確立を行なっている。また、特定回路を生体内での可視化のため、GFPをタグしたレンチウィルスを作成を行ない、これは既に完成している。培養細胞系では既に感染/GFP発現に成功している。今後、レンチウィルスを用いて生体内での神経筋シナプスおよび大脳皮質錐体細胞にGFPを生体で発現する系の確立を行ない、生体内回路再編の連続観察系の対象動物を作成する。 続きを見る