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1.
雑誌論文
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 芳香族レダクトンの酸化におよぼすDNAの促進効果 — Stimulative Effect of DNA on the Oxidation of Aromatic Reductones
白畑, 実隆; 村上, 浩紀; 大村, 浩久 ... [ほか]
出版情報: 九州大學農學部學藝雜誌. 29, (1/2), pp. 1-5, 1974-09. 九州大學農學部
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概要: 食品中のレダクトン類によるDNAの切断機序を考察する目的で,芳香環レダクトン類に属するCA類のCu^2+イオン共存下でのDNAとの相互作用についてノルアドレナリン,アドレナリン,ドーパおよびドーパミンを用いて検討した. 1. CAのCu^2+イオンによる酸化はDNAの共存によつて著しく促進され,ノルアドレナリンおよびアドレナリンのそれがドーパおよびドーパミンにくらべて急速であつた.これはこのCAの酸化電位とは必ずしも一致するものではなかつた. 2. ノルアドレナリンおよびアドレナリンの酸化体は一部DNAに結合し,その結果可視部に吸収を示すようになつた.しかしドーパおよびドーパミンではこのようなことははつきりとは認められなかつた. 3. 反応後のDNAは置換ベンゼン環をもつCAの結合によつて280nm付近の吸収が増大し,還元型CAのDNAへの結合が示唆される.このことは処理DNAを加熱すると,DNAに結合したCAの酸化に伴つて紫外部の吸収が増加することからも支持される. 4. CAは酸化されることなしにもDNAに結合しえたが,この場合でもCu^2+イオンの共存が必要であつた.したがつて反応後のDNAにはノルアドレナリンおよびアドレナリンを用いた場合には還元型および酸化型の両者が,ドーパおよびドーパミンの場合は大部分還元型として結合していた.なお4種の還元型CAのDNAへの結合数はいずれも同程度であつた.これらの結果から,CAはCu^2+共存下にDNAを切断するだけでなく,還元型のまま,あるいはあるものはその酸化型でもDNAに結合することが明らかである. 続きを見る
2.
図書
Cover image of ノルアドレナリン
U.S. フォン・オイラー著 ; 田多井吉之介, 綱島清三共訳
出版情報: 東京, Japan. 1957. 321p 協同医書出版社
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3.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of In vivoパッチクランプ法を用いたノルアドレナリン痛覚抑制作用機序の解析
古江 秀昌
研究期間: 2001-2002
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概要: 下行性ノルアドレナリン神経が密に投射する脊髄後角の膠様質細胞からin vivoパッチクランプ記録を行い、生理的な痛み刺激誘起のシナプス応答に対するノルアドレナリンの抑制作用を解析した。電流固定下で後肢へ機械的痛みおよび触刺激を加えると、興奮性シナプス後電位の振幅と発生頻度が増大し活動電位が発生した。ノルアドレナリンを投与すると過分極電位が誘起され活動電位の発生頻度が著明に減少した。電位固定下でノルアドレナリンを投与すると、ほとんどすべての細胞で膜コンダクタンスが増大し外向き電流が発生した。この外向き電流の逆転電位はKイオンの平衡電位と一致し、KチャネルをブロックするCsやTEAおよびGDP-β-Sにより抑制された。また、α2受容体アゴニストにより同様の外向き電流が観察された.次に、シナプス前性の抑制作用を解析した。まず、後根に留置した刺激電極で電気刺激を行い誘起される興奮性シナプス後電流(EPSC)を記録すると、低閾値で潜時の短いEPSCと高閾値で潜時の長いEPSCが誘起された。反復刺激および伝導速度の解析から膠様質細胞に単シナプス性のAδとC線維の入力があることを確認した。ノルアドレナリンは、記録した71%の細胞で機械的痛み刺激誘起のEPSCの振幅を抑制した。しかし、15%の細胞ではEPSCの振幅が増大した。一方、触応答では45%の細胞で触刺激誘起のEPSCの振幅が抑制されたが、35%もの細胞ではEPSCの振幅の増大がみられた。これらの抑制にはα2受容体が、増大にはα1受容体が関与することが示唆された。これらの作用と細胞の膠様質内の部位(外層および内層)および形態的特徴との相関は得られなかった。 以上より、ノルアドレナリンは脊髄膠様質においてシナプス後性に、またAδやC線維脊髄終末にも作用し機械的痛みや触の伝達を調節することが明らかになった。 続きを見る
4.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of In vivoパッチクランプ法を用いた下行性痛覚抑制系可塑的変化の解析 — In vivo patch-clamp analysis of plastic changes in descending inhibitory system
古江 秀昌 ; FURUE Hidemasa
研究期間: 2008-2010
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概要: 生体防衛システムである下部脳幹から脊髄への下行性痛覚抑制作用の機序を解明するために、in vivoパッチクランプ法を用いてその抑制作用をシナプスレベルで詳細に解析した。正常では、青斑核を刺激すると脊髄抑制性シナプス応答が著明に増大することを見出した。神経因性疼痛モデル動物ではその青斑核を介した抑制系賦活化が減弱する傾向が得られるなど、本成果は今後の難治性疼痛の新たな治療薬の開発に大いに貢献できる。 続きを見る
5.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 現代日本人の分布に関する生理人類学的研究 — Physio Anthropological Research on the Distribution of Modern Japanese.
綿貫 茂喜 ; WATANUKI Shigeki
研究期間: 2003-2004
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概要: ヒトの環境適応能を探る上で生理的多型性の視点からの検討が重要である。現代日本人の生理的多型性について議論するために、秋田県と福岡県に両親の代から在住する男子大学生の尿中ホルモンを2003年11月-12月(冬期実験)と、2004年6月-8月(夏期実験)に比較した。被験者の自宅で起床後に採集した尿から検出したホルモンはアドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン、メタネフリン、ノルメタネフリン、コルチゾール、17-OHCS、メラトニン、セロトニン、テストステロン、プレグナンジオール、アルドステロン、尿中GHとした。さらに身体計測、質問紙による調査(睡眠健康調査(SHRI)、朝型・夜型質問紙、POMS(Profile of Mood States)、STAI(State-Trait Anxiety Inventory)、性格検査、ストレス度調査、運動・食事に関するアンケート、および被験者健康状態申告を行った。また被験者には室内の温度、湿度、照度を測定してもらった。 検出項目の値はクレアチニン換算した値を用いた。両地域間では、冬期と夏期ともに尿中ノルアドレナリン値は、秋田の方が有意(p<0.01)に高い値を示し、ノルアドレナリンは両地域とも夏期よりも冬期の方が有意(p<0.01)に高い値を示した。夏期の尿中コルチゾール値は、秋田の方が有意(p<0.05)に高い値を示した。尚、冬期においてはコルチゾールの代謝産物である17-OHCSは秋田の方が有意(p<0.05)に高い値を示した。また、コルチゾールは秋田において冬期より夏期の方が有意(p<0.05)に高い値を示した。 冬期・夏期ともにノルアドレナリンが秋田において高い値を示した。ノルアドレナリンは寒冷刺激により分泌が促進されるが、冬期ばかりでなく夏期においても秋田において高値が得られたことは秋田の学生はより寒冷の地に住み、これに適応してきた結果、福岡の学生に比べて寒冷に曝された際に生体の機能を維持するのに都合の良い生理的適応を行っている可能性があると推察した。 続きを見る
6.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 向精神薬の作用機構における中枢伝達物質の役割に関する研究 — The roles of central neurotransmitters in the mechanism of action of psychotropic drugs.
植木 昭和 ; Ueki Showa
研究期間: 1985-1987
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概要: ラットを用い, うつ病, 不安, 痴呆の病態モデルを工夫しながら抗うつ薬, 抗不安薬, 抗痴呆薬の作用機序をとくに中枢伝達物質との関連から明らかにせんとした. 1.ラットのmuricideは抗うつ薬により特異的に抑制されるが, 嗅球摘出(OB)ラットではmuricide発現に伴って外側視床下部(LH), 視床下部腹内側核(VMH), 乳頭体(MB), 扁桃体内側核(AME)のノルアドレナリン(NA)含量が有意に増加し, NA代謝回転は低下した. 一方, LH, MB, 前頭葉皮質ではセロトニン(5-HT)代謝回転も有意に減少した. 中脳縫線核破壊(Raphe)ラットでは脳内5-HTとその代謝物は著明に減少したが, LH, VMH, NA量はmuricide発現とともに増加した. 側坐核破壊(Acc)ラットではmuricide発現とともにLH, VMH, MBのNA量は有意に増加, LHの5-HT量は減少, MBの5-HT代謝回転も減少した. これらの変化は抗うつ薬や電撃ショック処置によるmuricide抑制とともに, ほぼ正常化された. 2.OBラットのAME内にNAを直接微量注入するとmuricideが抑制されるが, この作用はneuropeptideY(NPY)の併用により増強された. またOBラットではmuricide発現に伴って, LH, VMHおよび扁桃体各部のNPY量が著明に増強し, 抗うつ薬によるmuricide抑制とともに正常に復した. 3.muricide発現に伴ってOBラットでは扁桃体, Rapheラットでは視床下部の5-HT_2受容体が有意に増加するが, 5-HT_1受容体は不変であること, またOBラットではLH, VMHのNA性α_2受容体が減少していることもわかった. 4.OBと扁桃体中心核(ACE)は抗不安薬の抗コンフリクト作用に重要な脳部位であるが, ベンゾジアゼピン(BDZ)の作用機序は両部位で大いに異なり, さらに両部位でBDZ受容体のサブタイプの分布が異なることもわかった. 5.抗痴呆薬の作用評価に有用なラットの記憶障害モデルを工夫し, その障害程度を測定できる学習実験法を確立した. 続きを見る
7.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 移植対象臓器血管に対する周術期薬物の直接作用に関する研究 — Research regarding direct actions of perioperative agents on blood vessels of transplantable organs
赤田 隆 ; AKATA Takashi
研究期間: 2006-2010
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概要: 移植手術で用いられる麻酔薬が、移植対象臓器である肝臓、腎臓、小腸を栄養する肝動脈、腎動脈、腸間膜動脈に及ぼす直接作用を検討し、その機序を部分的に解明した。得られた結果の臨床関連性を要約すると、全身麻酔薬であるイソフルラン、セボフルラン、エトミデートは、浅麻酔下やノルアドレナリン(昇圧薬)投与下では移植小腸への血流を低下させる危険性が示された。しかし、移植肝や移植腎への有害作用は認められなかった。 続きを見る
8.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 環境適応行動の長期間・自由行動動物における多元的解析システムの開発 — Development of multifactorial analysis system of adaptation behavior to various environments in freely-moving animals
堀 哲郎 ; HORI Tetsuo
研究期間: 1991-1993
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概要: 自由行動動物における環境適応行動の長期間多元的解析システムの開発と応用を目的とし、以下の成果をあげた。(1)脳マイクロダイアリシスシステムの完成:本システムは(a)高速液体クロマトグラフ、(b)電気化学検出器、(c)脳マイクロダイアリシス装置(脳実質から細胞外液を透析膜を介して採取し、オートインジェクターにて(a)に注入)から構成される。自由行動ラットにおいて、セロトニン(5HT)とノルアドレナリン(NA)の脳神経終末からの放出を20分毎に自動測定するシステムを完成した。(2)自由行動ラットにおける脳マイクロダイアリシス解析の実用化:本装置を用いラットの前頭前野NA動態を解析した。標準物質(NA)と保持時間が一致するクロマトピークが(a)methamphetamine、desipramine、高K^+液を灌流すると増大し、(b)無Ca^<++>液やTTXの灌流、α-methyl-p-tyrosineの投与により減少する、(d)背側前脳束切断で消失するなどから前頭前野神経終末から放出されたNAと同定できた。これをストレス、不安誘起物質、抗不安薬投与などに対するNA動態解析に応用、成功した。同様に、5HTの回収分析にも成功した。(3)脾臓マイクロダイアリシスの実用化:ダイアリシス法を脾臓に応用し、無麻酔ラットで脾臓交感神経終末からのNA放出動態解析に成功した。脾NA放出は拘束ストレスで6-7倍に達し脾神経切断で消失する。IL-1β腹腔内投与により脾NA放出は増加し、これは脳CRFニューロンの活性化により誘導される事を確認した。(3)テレメーターによる体温、心電図及び運動レベルの記録システムの実用化:送信器を腹腔内埋め込みし、体温、心電図、運動レベル、摂食量、飲水量を長期記録し、それらの基礎データを観察した後、IL-1 receptor antagonist投与の効果を解析した。(4)以上、環境適応行動の多元的解析システムを実用化し、環境及び情動ストレス時の動物の自律及び行動反応における脳の物質的及び細胞過程解析に供する事ができた。 続きを見る
9.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 水中および陸上環境下での長時間運動時の生理的諸反応に関する比較研究 — A Comparative Study on the Physiological Responses to Prolonged Exercise Between Swimming at Three Different Temperatures and Treadmill Walking
藤島 和孝 ; FUJISHIMA Kazutaka
研究期間: 1993-1994
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概要: 本研究は、各種水温下(23、28、33℃)での水泳と陸上でのトレッドミ歩行による長時間運動時の生理的諸反応について比較検討し、次のような結果を得た。 1.直腸温は、23℃および28℃下では経時的に低下し、33℃下では水泳開始時に数分間の潜伏期を経てやや上昇し、その後は負荷終了までほぼ定常状態を維持した。陸上歩行時では、水泳開始約60分間までは数分間の潜伏期を経て経時的に上昇し、各種水温下に比較し有意に高値を示した。 2.平均皮膚温は、23℃および28℃では水泳開始直後の数分間は一過性に低下し、33℃下および陸上歩行時では水泳開始後、約30分までは有意に上昇し、その後は負荷終了までほぼ定常状態を維持した。 3.酸素摂取量は、23℃下では、他の水温条件下ならびに陸上歩行時に比べて最も高値を示した。心拍数は、23℃および33℃下に比べて、28℃下で最も少なく、陸上歩行時で最も高値を示した。 4.血中乳酸は、23℃下では、他の水温条件下ならびに陸上歩行時に比べて最も高値を示した。ノルアドレナリンは、23℃下および陸上歩行時では、他の水温条件下に比べて高値を示した。 これらの結果は、長時間の運動が低強度で負荷される場合、水中運動時と陸上運動時では、熱産と放熱機構に差異がみられ、特に低水温条件下では、水の伝導や対流による熱損失が大きく、体温調節の側面から低水温よりむしろ28℃以上で33℃以下であることが望ましいことが示唆された。 続きを見る
10.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of G蛋白による単離神経細胞の薬物受容体及びイオンチャネル機能制御の分子機構
赤池 紀生
研究期間: 1995
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概要: ラット脊髄(L_5〜L_6とS_1〜S_2)中心管の部位近傍の背側交連核ニューロンは主に膀胱からの痛覚を中枢へ伝達する中継細胞である。本部位は青斑核からのノルアドレナリン(NA)の、また縫線核からのセロトニン(5-HT)の遠心性支配を受け、これら二つの化学物質は痛覚の緩和を行うことが以前より知られていたが、その機序は全く不明であった。よって本年度の主な研究の焦点はこれにおいた。2〜3週齢フットにより単離した背側交連核ニューロンの興奮性は、グリシリンによって強く抑制される。NAはα_2受容体を介して百日咳毒素感受性のG蛋白(Gi)を活性化、cAMPの産生を減少、PKAを抑制してグリシン応答を著明に増強した。一方、5-HTは5-HT_2受容体を介して百日咳毒素感受性のG蛋白(Gq)を活性化、DAGの産生をうながし、PKCを賦活してグリシン応答を増強した。NAのグリシン応答の増強はPKC増強又は抑制時にも同様に発現し、また5-HTによるグリシン応答の増強もPKAの活性、不活性化によって全く影響されなかった。すまわち、NAと5-HTはグリシン応答の増強という生理機能発現に関して協調的に細胞内でクロストークすることが明らかとなり、脊髄レベルによる鎮痛のメカニズムに新知見を加えることが出来た。 もう一つの新しい試みは、脳幹にあって自律神経機能を制御する節前神経細胞を逆行性に色素DiIで生きたままで染色し、これを単離した後ATPとAChの細胞外からの作用様式を検討し、ニコチン様受容体とP_<2x>受容体が機能時に共存することを明らかにした。 続きを見る