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1.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of RNA干渉法を用いた破骨細胞分化刺御:接着因子の遺伝子発現制御と細胞表面SEM — Control of osteoclast differentiation by using siRNA for ICAM-1 gene silencing
永田 健吾 ; NAGATA Kengo
研究期間: 2003-2004
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概要: 破骨細胞の融合過程における接着因子の役割を明らかにする目的で、接着因子の遺伝子の発現解析および発現制御実験を行った。 マウスマクロファージ由来のRAW264D細胞を用いた破骨細胞形成系では、TRAP陽性の破骨細胞様多核細胞は培養2日目から出現し始め、3日目になるとその数は激増した。走査型電子顕微鏡による観察で、RAW264D細胞由来の多核細胞は骨吸収能を有していることがわかった。免疫組織化学による観察で、LFA-1の発現は恒常的にほとんど全ての単核の細胞に認められるが、破骨細胞様多核細胞にはほとんど認められなかった。ICAM-1は単核の細胞集団の大部分に恒常的に発現し、RANKLおよびTNF-α刺激によりほとんど全ての単核の細胞に発現されるようになり、破骨細胞様多核細胞にも認められた。しかし、LFA-1の発現はRANKLおよびTNF-α刺激により変化が認められなかった。蛍光抗体法によりICAM-1とLFA-1の二重染色を行った結果、融合直前の単核のRAW264D細胞はICAM-1とLFA-1の両方を同時に発現していることがわかった。RNA干渉法によりICAM-1遺伝子発現を選択的に阻害した結果、破骨細胞様多核細胞の形成が抑制された。 以上のことから、RANKLおよびTNF-αにより刺激された前破骨細胞はICAM-1とLFA-1の接着因子を同時に発現することで互いの細胞接着を強固にし、細胞融合が効率よく促進されることが示唆された。 続きを見る
2.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 歯胚の形態形成におけるPP2Aインヒビターの細胞内シグナル伝達制御機構の解明
永田 健吾
研究期間: 2013-2015
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3.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of マウス胎仔口蓋突起間葉細胞の収縮に関する研究
永田 健吾
研究期間: 1987
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4.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 上顎骨の膜性骨化過程におけるコラーゲンのタイプの変換に関する免疫組織化学的研究
永田 健吾
研究期間: 1989
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5.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 破骨細胞表面を認識するモノクローナル抗体の走査型電顕による免疫組織化学的研究
永田 健吾
研究期間: 1994
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概要: 破骨細胞の分化に関する形態学的研究は骨芽細胞を始めとする間質細胞と破骨細胞の相互作用など数多く報告されている。しかし単一切片による観察では破骨細胞が非常に大型の細胞であるために組織内における各細胞の相互関係の詳細には理解しにくい。そこで本研究は走査型電子顕微鏡(SEM)と免疫組織化学的手法を組み合わせて電顕レベルの微細構造と光顕レベルの広範囲な視野の観察を試みた。 新生仔ラットの腹腔にモノクローナル抗体Kat1(当教室で作成、培養系で破骨細胞様細胞の細胞膜表面を認識)を投与し、翌日固定,脱灰終了後OCTコンパウンドに包埋6μmの凍結連続切片(脛骨)を作成した。Kat1抗体の分布状態を可視化するために免疫組織化学(イムノゴールド法)を行いSEM観察用の試料とした。 観察した部位は破骨細胞が多く存在している脛骨の骨端軟骨付近の骨梁である。Kat1の染色部位は標識した金コロイドの反射電子像で容易に観察することができた。同部位を二次電子像で観察すると大型の細胞(破骨細胞)の背側面の細胞膜表面や基底部の刷子縁に陽性像が見られた。 本研究で応用した連続切片による免疫SEM法は細胞の機能状態を反映する特異抗体の分布状態を反射電子像で観察し、通常の二次電子像と組み合わせて解析する有効な方法である。今後はKat1抗体ばかりでなく既知の抗体を用いることによって破骨細胞を含む骨組織についての総合的な理解を深めることが必要である。 続きを見る
6.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of ヒト炎症歯肉におけるインターロイキン4の遺伝子発現細胞に関する研究 — The study of interleukin-4 producing cells in inflamed human gingiva
永田 健吾 ; NAGATA Kengo
研究期間: 1995-1997
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概要: 辺縁性歯周炎の臨床的動態の違いは炎症性歯肉に浸潤している免疫担当細胞の違いによるものと考え、細胞の種類、サイトカイン産生細胞について免疫組織化学的検索を行った。臨床的に慢性の炎症歯肉において、CD4陽性ヘルパーT細胞、CD20陽性B細胞、CD68陽性マクロファージの存在を確認でき、これらの3種類の細胞の中でT細胞が占める割合が多いので、T細胞が産生する抗炎症性サイトカインのインターロイキン-4(IL-4)に着目し免疫染色を行ったところIL-4陽性細胞を検出することができた。続いてIL-4遺伝子発現細胞を検索していた段階でTokoroらが炎症歯肉における1L-4遺伝子発現細胞について報告した(Clin Exp Immuno1,1997)ので、辺縁性歯周炎に類似の根尖性歯周炎に着目した。T細胞が産生するサイトカインのなかでIFN-_γと1L-4の免疫染色を行ったところIFN-_γ産生細胞は検出できたが、IL-4産生細胞は検出できなかった。IL-1やTNFがマクロファージの一酸化窒素合成酵素(iNOS)を誘導しさらにIFN-_γその産生を増強することや、一酸化窒素(NO)が高濃度では破骨細胞の活性を抑制し、逆に低濃度では促進するという報告から、根尖性歯周炎におけるIFN-_γ産生細胞の役割について検討するために、IFN-_γ産生細胞とiNOS産生細胞の局在を検索し、同一忠者より得られた根尖性歯周炎の病理組織にIFN-_γ産生細胞とiNOS産生細胞を検出することができた。以上のことからT細胞が産生するIFN一_γは根尖性菌周炎において破骨細胞の活性に関わるメデイエーターの一つとして働いている可能性が考えられる。 続きを見る
7.
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
Cover image of 根尖性歯周炎とケモカインとの相関性 — The role of chemokine apical periodontitis
永田 健吾 ; NAGATA Kengo
研究期間: 1998-2000
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概要: 1.ヘルパーT細胞(Th)は、IFN-γ・IL-2を産生するTh1とIL-4・IL-5・IL-13を産生するTh2の機能的サブセットに分類されることが知られている。我々は以前(J Oral Pathol Med 27:95-100,1998)根尖性歯周炎患者より得られた試料においてIFN-γ陽性細胞を検出したがIL-4陽性細胞を検出できなかったことから、根尖病巣組織ではTh1サブセットが優位に浸潤している可能性を示唆した。今回、ケモカインとケモカインレセプターに対する抗体を用いて検索した結果、IFN-γ inducing protein-10陽性細胞、CXC-R3陽性細胞、CCR3陽性細胞を検出できた。さらに病巣組織中に浸潤した炎症性単核細胞に占めるケモカインレセプター陽性細胞の割合を調べたところCCR3陽性細胞よりもCXC-R3陽性細胞のほうが多かった。以上の結果から局所で産生されるケモカインの違いや特異的なケモカインレセプター発現の違いで炎症局所にThサブセットの違いが生じる可能性が示唆された。 2.根尖性歯周炎患者にGuided Tissue Regeneration治療法を応用した時に得られた試料においてIL-4陽性細胞は検出できたがIFN-γ陽性細胞を検出できなかった。 3.末梢神経と炎症の関連性を調べるために知覚神経ペプチドであるCGRP・SP、肥満細胞、腫瘍壊死因子に対する各抗体を用いて検索を行なった。根尖病巣組織には肥満細胞が小血管の近くに認められた。CGRP陽性神経線維とSP陽性神経線維は多数の炎症性細胞が浸潤している部位の小血管付近に認められた。二重染色により小血管付近に局在するSP陽性神経線維に近接する肥満細胞を確認した。腫瘍壊死因子陽性細胞は肥満細胞であった。以上のことから、根尖性歯周炎において知覚神経由来の神経ペプチドであるSPと肥満細胞の機能的関連による神経原性炎症が成立する可能性が示唆された。 続きを見る