コバルト二核錯体の動的構造制御と新機能開拓

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コバルト二核錯体の動的構造制御と新機能開拓

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Dynamic Structure and Novel Functions of Dicobalt Complexes
責任表示:
久枝 良雄(九州大学・大学院工学研究院・教授)
HISAEDA Yoshio(九州大学・大学院工学研究院・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
2004-2006
概要(最新報告):
金属錯体は、中心金属と有機配位子の組み合わせから、多様な電子状態と多彩な幾何構造の創製が可能となり、触媒や分子認識素子としてのみならず、近年は分子集合体のビルディングブロックとして、幅広く利用されている。特に複核金属錯体では、複数の電子移動サイトと分子認識サイトを有し、単核錯体にはない特異な反応性を示すことから、金属酵素モデルを中心として多くの研究例がある。本研究では、こうした複核金属錯体の特徴を利用した新しい機能創生を目的とし、コバルト二核錯体を用いた新しい分子デバイスの構築を行った。具体的には二核錯体を基体とした(1)炭素-炭素結合形成触媒(2)DNA二重らせんの高効率開裂触媒(3)レドックス応答性分子フラスコ(4)レドックス応答性デンドリマー錯体の開発に成功した。 (1)炭素-炭素結合形成触媒:コバルト-炭素結合は、光、電気及び熱などの外部刺激に応答して開裂し、有機ラジカル種を与える。本反応について二核錯体を用いて行うことにより、発生するラジカル種の選択的な二量化反応を見出した。 (2)DNA二重らせんの高効率開裂触媒:水溶性の二核コバルト錯体の合成に成功しコバルト-炭素結合の開裂により生じたラジカル種による高効率なDNA切断反応に成功した。 (3)レドックス応答性分子フラスコ:金属錯体の中心金属の価数変化に起因する幾何構造の変化を利用し、酸化還元に応答して分子認識機能をオン/オフすることが可能なダブルブリッジ型二核錯体の合成に成功した。 (4)レドックス応答性デンドリマー錯体:軸配位子にデンドロンアミンを用いることにより、中心金属の価数変化に応じて、デンドリマーを形成する超分子錯体の創製に成功した。 続きを見る
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