分子間相互作用の設計と立体制御

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分子間相互作用の設計と立体制御

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Stereocontrol utilizing intermolecular interaction
責任表示:
香月 勗(九州大学・大学院・理学研究院・教授)
KATSUKI Tsutomu(九州大学・大学院・理学研究院・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1998-2000
概要(最新報告):
平成10-12年度の研究では分子間相互作用の研究を基盤に、触媒的不斉合成、鎖状立体制御、不斉記憶に基づくキラル合成の分野で以下の成果を得た。 1)サレン錯体の構造解析の研究結果に基づいて、軸配位子の添加が錯体の触媒作用に及ぼす効果を明らかにした。また、金属錯体触媒の多くは立体反撥などのようにエンタルピーに関連する因子を考慮して設計がなされてきたが、適切な構造をもつ触媒ではエントロピーに関連する要因が反応の立体化学制御に大きく関わることを解明した。これらの知見に基づいて、初めてシス選択的シクロプロパン化を達成した。また、光照射によって活性化をうける不斉触媒を初めて開発し、分子状酸素を利用する不斉酸化反応を見出した。一方、スルフィド類のイミド化でも高エナンチオ選択性を達成した。(香月、伊藤、入江、大場) 2)各種ルイス酸の特性を活用し、エポキシドの立体特異的かつ高位置選択的な開環反応を開発した。これらの手法を駆使して多連続不斉中心の立体制御法とさまざまな官能基の導入法を確立して鎖状分子の一般的な構築法へと展開した。一方、4級炭素の不斉構築法、立体特異的窒素官能基の導入法などの開発とこれらの反応を鍵反応とする生理活性物質の全合成も達成した。(宮下) 3)外部不斉源を用いないα-アミノ酸誘導体のα-アルキル化を検討し、光学活性なα-アルキルアミノ酸の効率的合成法を確立した。また、この不斉誘導がエノラートの動的な不斉記憶に基づくことも明らかにした。さらに、不斉求核触媒を開発し、アシル化に基づくラセミ-アルコールの効率的な速度論的分割を達成した。(川端) 4)遷移金属触媒を利用して、キラルビルディングブロックとして有用なグルカールのさまざまな立体選択的官能基化を達成した。(林) 5)川端・冨士らにより報告されたエノラートイオンの不斉記憶現象が、電極という特殊な反応場を利用することによりアシルイミニウムイオンのようなカチオン性中間体を経る反応でも起こることを見出した。(松村) 続きを見る
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