新しいイノシトール1,4,5-三リン酸結合蛋白質の機能解明

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新しいイノシトール1,4,5-三リン酸結合蛋白質の機能解明

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
平田 雅人(九州大学・歯学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1998
概要(最新報告):
分子量130kDaの新しいイノシトール1,4,5-三リン酸(Ins(1,4,5)P_3)結合蛋白質(p130)の機能を解明するため安定的にp130を発現する細胞株(COS-l:pl30)を作製した。発現したpl30はプレックストリン相同領域(PHドメイン)を有するものの、細胞膜ではなく、細胞質内に局在していた。COS-1:p130をブラジキニンや上皮成長因子などで刺激すると対照細胞に比べて、細胞内Ca^<2+>上昇が抑制された。この効果はPHドメインを欠いたp130分子の発現細胞では認められなかった。したがって、p130はホスホリパーゼC(PLC)-Ins(1,4,5)P_3を介した細胞機能の内在性阻害分子として作用する可能性がある。どのサブタイプのPLCと主に関わっているのかについて検索するため、in situハイブリダイゼーション法によってラット脳内のp130の分布を調べた。既報のPLC-βの分布と類似していた。今後検討すべき問題点として下記のことがあげられよう。(1)内在性にp130を有する細胞において発現しないような処理を施こすことによってPLC-Ins(1,4,5)P_3を介した細胞機能の活性化が認められるか、すなわち今年度に観察した結果の「逆も真」か?(2)p130の発現の調節機構の解明(3)p130がPLC-δ類似の分子でPHドメインを有することに関連した現象の解析(例えば、Ins(1,4,5)P_3産生や細胞内Ca^<2+>変化など)のみを行ったが、それとは全く無関係の現象あるいは未知の現象に関わる可能性を調べるためにも、ノックアウトマウスの作製を急ぐ必要がある。現在キメラマウスの段階にまで到達した。 続きを見る
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