自発的ジャイアントベシクル形成と自発的ベシクル-ミセル間自己組織体転移

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自発的ジャイアントベシクル形成と自発的ベシクル-ミセル間自己組織体転移

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Spontaneous Vesicle Formation and Spontaneous Vesicle-Micelle Transition
責任表示:
荒殿 誠(九州大学・大学院・理学研究院・教授)
ARATONO Makoto(九州大学・大学院・理学研究院・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1998-2000
概要(最新報告):
1 デシル硫酸ナトリウム-臭化デシルトリメチルアンモニウム混合系の会合体形成濃度を、活性剤の組成の関数として表面張力法により決定した。結果を相図として表し、臨界ミセル濃度、臨界ベシクル形成濃度と溶液組成およびミセル組成、ベシクル組成との関係を定量的に明らかにした。また光散乱法や凍結TEM法などにより自発的ジャイアントベシクル形成が確認された。 2 デシルトリメチルアンモニウムデシルサルフェイトの表面張力を濃度一定下で温度の関数として測定した。この界面活性剤は自発的にベシクルを形成することが確認された。単量体状態およびベシクル状態からの吸着のエントロピーやベシクル形成のエントロピーを算出し、熱力学の立場から自発的ベシクル形成機構を調べた。ベシクル形成のエントロピーは実験全温度範囲で負であり、温度とともに上昇した。このことからベシクル形成はエンタルピーにより駆動されていることが示された。またベシクルからの吸着のエントロピーは、正であり温度と濃度に依らないことが示された。よって、ベシクル状態のエントロピーの温度や濃度依存性は吸着膜のものと類似していることが示された。またベシクルからの吸着のエネルギーは正であり、温度の上昇とともに増加した。よって、温度が高いほうが曲界面をもつベシクルは、平らな界面を持つ吸着膜よりも、エネルギー的に安定であるといえる。 3 自発的ベシクル形成は、臨界充填パラメータが適切に調節されれば、陽イオン性界面活性剤混合系でも起こることが予想される。この考えのもとに、長鎖の疎水基を2本もつ臭化ジドデシルジメチルアンモニウムと長鎖の疎水基が1本である臭化ドデシトリメチルアンモニウム混合系を選んだ。前者は1に近い臨界充填パラメータをもち、後者は1/3に近い値を持つので、適当な混合比と界面活性剤全濃度でベシクルが形成されると予想される。現在、表面張力測定と示差走査熱量測定実験が進行中である。 続きを見る
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