根尖性歯周炎とケモカインとの相関性

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根尖性歯周炎とケモカインとの相関性

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
The role of chemokine apical periodontitis
責任表示:
永田 健吾(九州大学・大学院・歯学研究院・助手)
NAGATA Kengo(九州大学・大学院・歯学研究院・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1998-2000
概要(最新報告):
1.ヘルパーT細胞(Th)は、IFN-γ・IL-2を産生するTh1とIL-4・IL-5・IL-13を産生するTh2の機能的サブセットに分類されることが知られている。我々は以前(J Oral Pathol Med 27:95-100,1998)根尖性歯周炎患者より得られた試料においてIFN-γ陽性細胞を検出したがIL-4陽性細胞を検出できなかったことから、根尖病巣組織ではTh1サブセットが優位に浸潤している可能性を示唆した。今回、ケモカインとケモカインレセプターに対する抗体を用いて検索した結果、IFN-γ inducing protein-10陽性細胞、CXC-R3陽性細胞、CCR3陽性細胞を検出できた。さらに病巣組織中に浸潤した炎症性単核細胞に占めるケモカインレセプター陽性細胞の割合を調べたところCCR3陽性細胞よりもCXC-R3陽性細胞のほうが多かった。以上の結果から局所で産生されるケモカインの違いや特異的なケモカインレセプター発現の違いで炎症局所にThサブセットの違いが生じる可能性が示唆された。 2.根尖性歯周炎患者にGuided Tissue Regeneration治療法を応用した時に得られた試料においてIL-4陽性細胞は検出できたがIFN-γ陽性細胞を検出できなかった。 3.末梢神経と炎症の関連性を調べるために知覚神経ペプチドであるCGRP・SP、肥満細胞、腫瘍壊死因子に対する各抗体を用いて検索を行なった。根尖病巣組織には肥満細胞が小血管の近くに認められた。CGRP陽性神経線維とSP陽性神経線維は多数の炎症性細胞が浸潤している部位の小血管付近に認められた。二重染色により小血管付近に局在するSP陽性神経線維に近接する肥満細胞を確認した。腫瘍壊死因子陽性細胞は肥満細胞であった。以上のことから、根尖性歯周炎において知覚神経由来の神経ペプチドであるSPと肥満細胞の機能的関連による神経原性炎症が成立する可能性が示唆された。 続きを見る
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