超音波ドプラ法による頚部リンパ節の微小転移巣検出に関する実験的研究

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超音波ドプラ法による頚部リンパ節の微小転移巣検出に関する実験的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Experimental study for detecting cervical lymph node micro-metastasis using Doppler ultrasonography
責任表示:
湯淺 賢治(九州大学・歯学部・講師)
YUASA Kenji(九州大学・歯学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1998-1999
概要(最新報告):
本研究によって得られた研究成果は以下の通りである。 1.超高周波(14MHz)の超音波装置のパワードプラ法を用いることにより、雑系白色家兎の舌癌からの頚部転位リンパ節内の低血流速(流速2cm毎秒以下)をベースラインとした血管分布像の超音波画像を得る方法を確立した。 2.雑系白色家兎の頚動脈から硫酸バリウムを注入し、頚部転移リンパ内の血管造影像(造影剤は硫酸バリウムを用いた)を撮影する方法を確立した。 3.頚部リンパ節の腫瘍が微小である時点においては、血管造影所見や病理組織所見では、リンパ節内の血管は増殖し、その後腫瘍が増大するに伴い、血流欠損部を取り囲むような血管の走行が観察された。そして、この現象を超音波パワードプラ法は表現しうることが分かった。 4.超音波パルスドプラ法を用いた場合の転移リンパ節門部の血流速度は、転移が生じた初期の段階においては一過性に増大し、その後減少する傾向にあった。血流速が最大になる時期と血流欠損部位が検出される時期との間には有意な相関を認めた。 5.転移リンパ節門部において、血流速度の増大に伴いその血流は拍動性を呈する事が認められた。 6.超音波パワードプラ法により転移リンパ節内に血流欠損部位が認められる時期から、一部のリンパ節ではリンパ節周囲に血流を認めた。それらの多くの血流には拍動性を認めた。 7.リンパ節内で転移巣が増殖する過程においては豊富な血流の供給が必要であり、初期ではその供給はリンパ節門の血管からの血流供給増大がなされ、超音波パワードプラ法において血流欠損部位として認められるようになる後期ではリンパ節の周囲血管からの供給がなされるようになることが分かった。 8.上記結果より、ドプラ超音波法を用いることにより、微小転移巣の検出は可能であるとの結論を得た。 続きを見る
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