内皮由来過分極因子(EDHF)は内皮型一酸化窒素合成酵素由来である可能性-ノックアウトマウスを用いた検討-

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内皮由来過分極因子(EDHF)は内皮型一酸化窒素合成酵素由来である可能性-ノックアウトマウスを用いた検討-

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
下川 宏明(九州大学・医学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1998
概要(最新報告):
1.血管内皮は、各種刺激に応じて一酸化窒素(NO)および内皮由来過分極因子(EDHF)という強カな血管弛緩物質を産生・遊離することが知られている。しかしながら、後者の本体はまだ明らかにされていない。我々は、基礎的および臨床的研究の結果、血管内皮からのNOの産生が低下する時はしばらく遅れてEDHFの産生も低下し、NOの産生が回復する時はEDHFの産生も回復することを明らかにした。この結果より、EDHFは内皮型NO合成酵素(eNOS)由来の非NO物質ではないがと着想し、この仮説をeNOSノックアウトマウスにて検討した。 2.eNOSノックアウトマウスでは、内皮からのNO産生は当然著減していたがEDHFの産生も著減していた。このことは、張力実験だけではなく膜電位を測定した電気生理学的実験でも確認した。したがって、EDHFの本体(の少なくとも一部)は、eNOSがら産生される非NO物質である可能性が出てきた。 3.上記のことを更に確認する目的で、現在eNOSノックアウトマウスの血管(特に内皮)にadenovirusvectorを用いてeNOS遺伝子を導入し、NOの成分に加えてEDHFの成分も出現してくるが否か、検討している。現在までの予備的な結果では、我々の仮説を支持する結果が得られている。 続きを見る
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