重症度補正に基づく医療の多軸的アウトカムの妥当な施設間比較方法の開発

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重症度補正に基づく医療の多軸的アウトカムの妥当な施設間比較方法の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
今中 雄一(九州大学・大学院医学系研究科・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1998
概要(最新報告):
【背景と目的】 本研究は、診療録管理データベースを基本に診療関連情報と医療費情報により、ケースミックス分類など対象症例群において、診療のアウトカムについて重症度を加味して多軸的に測定・指標化し、施設間比較を行うことを最終的な目的としている。ケースミックス分類とは臨床的性質や消費資源量などにおける類似性を根拠に症例を分類したものであり、本研究はアウトカム指標化の基盤となるこの分類の精緻化手法の開発も目的としている。多軸的評価には、生物医学的効果、QOL、患者満足度、医療費関連情報などがあるが、萌芽的段階では医療資源に着目し、診療報酬額と在院日数を目的変数として解析を行った。 【対象と方法】 データ収集は、施設間共通のデータセットを基に協力病院の診療録管理データベースと医事システムなどを活用して総合的に集約した。医療資源への影響が大きく、治療成果の妥当な指標化が現実的で、重症度補正や生活機能評価の研究蓄積もある虚血性心疾患への冠動脈大動脈バイパス移植術と経皮的冠動脈形成術の症例を第一段階としての解析対象群とした。 【結果と考察】 診療報酬額を目的変数とし、臨床的重要性も加味して年齢、副病名、入院の緊急性などの情報を説明変数として得た重回帰係数を基に各変数をポイント化し、症例毎の合計ポイント数に基づき4つに細分類(RIEG:RcsourceIntensityEquivalentGroup)し診療報酬点数合計の分散の半分程度まで説明できた。基準を決め外れ値症例は解析から除いた。原価測定、他病院や他系統疾患群への適用性の検討などが今後の課題である。今回の成果として、ルーチンに得られるデータで重症度を多軸的に考慮してケースミックス分類を精緻化する方法を示すことができ、さらなる体系化を通じてより妥当で有用な医療のアウトカム指標を提供する基盤として展開できる可能性が示された。 続きを見る
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