カンショのショ糖情報伝達系におけるプロテインホスファターゼ2Aの役割

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カンショのショ糖情報伝達系におけるプロテインホスファターゼ2Aの役割

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
齋藤 和幸(九州大学・大学院・農学研究院・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1998-2000
概要(最新報告):
カンショの塊根よりクローニングしたプロテインホスファターゼ2A(PP2A)のcDNA(IbPP2A)は292個のアミノ酸残基からなる分子量約33kDaのタンパク質をコードしていた.IbPP2Aをプローブとした部位別(葉身,葉柄,ほふく茎,若根及び塊根)のノーザンブロット分析では各部位で約1.9kbのバンドが検出され,mRNAレベルは若根で最も高かった.塊根形成過程(苗植え付け後14日目,21日目及び28日目)の根では14日目にPP2AのmRNAレベルが最も高く,その後低下した.この時,β-アミラーゼやスクロースシンターゼ(SUS)のmRNAレベルは塊根形成とともに高まり,PP2A遺伝子の発現様式と一致しなかった.一方,スクロースの輸送タンパク質であるスクローストランスポーター(SUT)のmRNAレベルは塊根形成とともに低下し,PP2A遺伝子の発現様式とよく一致した.次に,葉身を付けた葉柄の切断面から6%スクロース溶液を吸収させたところ,葉柄のβ-アミラーゼとSUSのmRNAレベルは高まったが,PP2AとSUTのmRNAレベルは変化しなかった. 以上の結果より,カンショのPP2A遺伝子の発現様式はβ-アミラーゼやSUS遺伝子の発現様式と一致せず,SUT遺伝子の発現様式とよく一致することが明らかとなった.このことからクローニングしたPP2Aの遺伝子はSUT遺伝子の発現を制御していることが考えられる. 続きを見る
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