運動継続要因に及ぼす水中歩行の生理・心理学的特性の影響

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運動継続要因に及ぼす水中歩行の生理・心理学的特性の影響

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
斉藤 篤司(九州大学・大学教育研究センター・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1998-1999
概要(最新報告):
水中での運動は陸上での運動に比し、体重による負担を軽減するだけでなく、静脈環流を促し、効率よく脂質代謝を亢進させ、その結果、運動の効果発現を早め、運動継続の可能性を高めるのではないかという仮説のもと、以下の研究を行った。対象は健常な成人男子とし、脂質負荷により一過性の高脂血症状態を作り、その後、相対的に同一強度の陸上歩行と水中歩行を行わせ、脂質利用の違いから検討した。脂質の負荷は総熱量657.5kcal、うち脂質が約75%を占める、高脂肪混合食とした。運動はトレッドミルを用いた陸上歩行と水中トレッドミルのついた回流式水槽(フローミル)を用いた水中歩行とした。運動強度はそれぞれの運動で歩行速度漸増負荷を行った際の血中乳酸浪度から求めた乳酸性作業閾値(LT)強度とした。被験者は前日より運動を制限し、10時間以上の絶食を行った後、明朝実験食を摂取した。その後、座位安静を保持した後、血液中の中性脂肪がピークとなる3時間後からLT強度での運動を1時間行った。LT強度での酸素摂取量は水中歩行の方が陸上歩行に比し、やや高値を示すことは昨年度報告した。したがって、運動中の酸素摂取量は水中歩行のほうが高く設定されていたにもかかわらず、脂質負荷後の運動中の呼吸交換比(R)は水中歩行のほうが低くなる傾向を示し、相対的に同一強度にもかかわらず、水中歩行のほうがエネルギー基質として、脂質を多く利用している可能性が示唆された。さらに運動終了後1時間および2時間におけるRにおいても同様の傾向が認められ、運動終了後の回復期においても、水中歩行では脂質代謝亢進が継続している可能性が示唆された。これらのことは血清遊離脂肪酸濃度も運動中・後を通じて、水中歩行の方が高値を示す傾向であったことからも裏付けられると思われる。 続きを見る
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