シェーグレン症候群発症機構の解明

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シェーグレン症候群発症機構の解明

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
大山 順子(九大・歯学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1998-1999
概要(最新報告):
われわれはこれまで、われわれのグループで確立した選択培地を用いて、正常人の唾液腺導管上皮細胞の培養を行ってきたが、今回はT細胞クローンの樹立の準備段階として、シェーグレン症候群の確定診断のために行った口唇腺生検組織を用いて唾液腺導管上皮細胞の培養を行った。培養細胞の免疫染色の結果から、正常導管上皮細胞においてはIFN-γで刺激した場合に発現する表面抗原HLA-DR、CD80が、シェーグレン症候群確実例患者の口唇腺由来の導管上皮細胞においては、継代初期では無刺激状態でも発現が認められ、この結果はシェーグレン症候群患者の口唇腺の免疫組織染色におけるこれらの表面抗原の発現に一致していた。 次にこの継代初期のシェーグレン症候群確実例患者の口唇腺由来の導管上皮培養細胞と同一患者から得られた末梢血単核球をIL-2存在下で混合培養したところ、培養2日目から一部の上皮系の細胞の周囲に単核球の集積が認められるようになり、7日めでは単核球の増殖が明らかに認められた。このことからシェーグレン症候群では導管上皮細胞がnon-professionalな抗原提示細胞として機能し、末梢血単核球の一部には導管上皮を認識し増殖する集団が存在することが示唆された。また、この増殖した細胞の表面抗原はフローサイトメトリー解析からCD3陽性CD4陽性のT細胞であることが判明した。現在RT-PCR法、ELISA法を用いてこのT細胞ラインのサイトカイン産生パターンの解析を進めると共にT細胞クローンの樹立を試みている。またT細胞ライン、末梢血単核球、口唇腺におけるT細胞レセプター(TCR)遺伝子をSSCP法を用いて解析したところ、T細胞ライン、口唇腺で共通の移動度を持つバンドが検出され、現在このTCR遺伝子の塩基配列の決定を行っている。 続きを見る
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