近赤外色素を用いた巨大温度ジャンプによる非線型緩和と動的温熱療法への応用

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近赤外色素を用いた巨大温度ジャンプによる非線型緩和と動的温熱療法への応用

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Infrared Laser-Induced Giant Temperature-Jumps: Nonlinear Relaxation and Its Application to Dynamic Thermotherapy
責任表示:
鈴木 炎(富山大学・理学部・助教授)
SUZUKI Honoh(富山大学・理学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1998-2000
概要(最新報告):
近赤外色素がYAGレーザー光を効率良く熱エネルギーに変換することを利用して、巨大温度ジャンプを実現することができる。本研究では、巨大温度ジャンプの非線形緩和現象への適用と、薬学・医療への応用の二つを目的とした。1.観測装置の構築とブレークダウン測定:本補助金で購入したレーザーと光学測定系を用い、過渡発光・吸収スペクトルを測定する装置を構築した。金属のレーザー誘起ブレークダウンスペクトル(LIBS)を観測し、白色光とアブレーションに伴う原子発光シグナルを確認し、固-液界面では後者が完全に消失することを見出した。2.金属錯体の構造解析と溶液における非線型現象測定:金属錯体の単結晶X線構造解析を行うとともに、顕著なサーモクロミズムを示す錯体溶液に対して巨大温度ジャンプ測定竜行い、熱レンズ効果による散乱、非指数関数的サーモクロミズム、micro-bubble formationの三段階の現象を観測した。3.液体光ファイバーを利用した試料セルの開発:熱レンズ散乱を防ぐために、特殊な屈折率を持つフルオロポリマーチューブを用いてliquid-core光ファイパーを構成する試料セルを開発した。その結果、熱レンズ効果を事実上消去することができた。4.リポソーム系への応用:種々の電荷、サイズ、分布を持つリポソームに対して色素のドープを行い、特に負電荷を有するホスファチジルグリセロールリポソームで高い色素-リン脂質比を実現した。さらにカルセイン蛍光法により、温度ジャンプによるリポソーム開裂の観測に成功した。5.今後の研究展開:得られた知見をさらに発展させるために、条件を変えて実験を継続していく計画である。また、医療への応用へ向けて最適なリポソームを検索していく方針である。 続きを見る
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