島孤に発達する深部地熱系の構造的背景

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島孤に発達する深部地熱系の構造的背景

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Tectonic setting of deep geothermal system in island arc
責任表示:
茂木 透(九州大学・工学部・助手)
MOGI Toru(九州大学・工学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
本研究では,異なるプレート沈み込み形態がみられるインドネシア地域において地殼構造調査を行い,深部地熱系の賦存地域とその構造的背景の関係について検討した.このような,深部地熱系に対する基礎的な概念が明らかになれば,インドネシアや日本をはじめ島孤の構造を持つ国々における深部地熱資源開発に重要な指針を与えることが期待できる. 本研究では,マグネトテルリク法(MT法)による地殼比抵抗構造探査を行い,その結果を既存の他の地質・地球物理学的データと合わせて解釈することにより,プレートの沈み込み形態の異なる地域の地殻構造の特徴を議論した.火山・地熱活動や地震活動といった地殻活動の舞台としての地殼構造は,その骨格となる構造はその地域の長い間にわたる地質構造形成過程を反映しているが,その中には現在の地殻活動を支えている構造も含まれていると考えられる. インドネシアの西部〜中部にわたるスンダ弧は,直交沈み込み地域(ジャワ島中部),斜め沈み込み地域(スマトラ南部),大陸プレートの衝突地域(フローレス地域)と分けることができる.このようなプレートの形態が異なることにより地殼構造にどのような特徴がみられ,またそれが火山や地熱活動をどのように特徴づけているかを調べるには最適な地域である. 本研究の結果,背弧側では下部地殻の比抵抗値が前弧側より低く,高温である可能性が指摘された.また,大きな火山の直下には大きなバソリスが見られ,その周辺に地熱流体の循環帯が広がっているようすがみられた.スマトラ地域のような斜め沈み込み地域では,上部地殼が全体的に低比抵抗であり,プレートの引きずりにより活動する断層に伴ってプルアパート盆地等の破砕の進んだ地域が形成されており,それに伴い地熱地域が発達していると考えられる.このように今回の研究により島弧の深部地熱系の背景となる構造についての知見が得られた. 続きを見る
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