アルケン類の実用的不斉官能基化法の開発

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アルケン類の実用的不斉官能基化法の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Exploitation of Practical Method for Asymmetric Functionalization of Alkenes
責任表示:
香月 勗(九州大学・大学院・理学研究科・教授)
KATSUKI Tsutomu(九州大学・大学院・理学研究科・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1999
概要(最新報告):
筆者らは既に光学活性なサレンマンガン錯体を用いる不斉エポキシ化法を開発し、様々な光学活性化合物の合成などに適用してきた。しかし、その基質の範囲はシスーニ置換および三置換オレフィンに限られていた。本研究ではこの適用範囲の拡大やこれまで不可能と考えられていたC-H結合の不斉ヒドロキシル化、さらにはオレフィンの新たな不斉シクロプロパン化の開発を目標として研究を行い、以下の主要な成果を挙げることができた。 1.メソーテトラヒドロフラン誘導体のC-H結合のエナンチオ選択的不斉ヒドロキシル化を検討を行ったところ、-30℃で高エナンチオ選択性(最高90%ee)を達成した。さらに、この不斉非対称化法はメソーピロリジン類の非対称化にも適用可能であった。ここで開発した反応を鍵反応に用いて(-)-Alloyohimbaneや(-)-Swainsonineの簡便な合成を行い、その有用性を示した。 2.アピカル位にニトロシル基を有するサレンルテニウム錯体を新たに合成してエポキシ化を検討した結果、光照射下で触媒活性を示し、共酸化剤として2,6-ジクロロピリジンN-オキシドを用いたときにエポキシ化が円滑に進行し、これまで良い結果が得られていなかったトランス-二置換オレフィンや末端オレフィンでも高エナンチオ選択性が達成できた。また、二重結合の異性化を起こすこともなく立体特異性の高い反応であった。 3.サレンコバルト(II)錯体を用いる不斉シクロプロパン化の研究では高シス、高エナンチオ選択性が世界で初めて達成された。これにより、不斉シクロプロパン化の立体化学をすべて制御することができるようになった。 4.銅-トリス(オキサゾリン)錯体を触媒に用いたアリル位の不斉酸化によるラセミのオレフィンの不斉化を検討し、80%ee以上の高エナンチオ選択性が達成された。 続きを見る
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