PKCδノックアウトマウス作成による細胞死(アポトーシス)シグナル伝達系の研究

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PKCδノックアウトマウス作成による細胞死(アポトーシス)シグナル伝達系の研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Analysis of sinnalling pathway of apoptosis degradation using PKCδ gene-targeting mice
責任表示:
中山 敬一(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
NAKAYAMA Kei-ichi(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
プロテインキナーゼC(PKC)ファミリーの1つであるPKCδがアポトーシスの際にカスペースによって切断され、活性型に変換されることが知られているが、本研究ではPKCδの遺伝子を人工的に破壊したマウス(PKCδノックアウトマウス;以下PKCδ-/-マウス)を作成することによりPKCδがどのようにアポトーシスの誘導に関わっているかを明らかにすることがその目的である。 まずターゲティングベクターを構築し、Embryonic Stem(ES)細胞に電気的に導入して相同組換えを起こしたクローンを得た。このES細胞を用いて定法に従いPKCδ-/-マウスを作成した。PKCδ-/-マウスは正常に発生し、長期観察の結果、成長過程や寿命にも現在までのところ明らかな異常を認めない。発癌等の疾病も特に観察されなかった。 病理解剖の結果、脾臓の腫大が有意に観察された。フローサイトメトリーによる解析の結果、特にリンパ球の増加(T細胞 ・ B細胞)が顕著であることが判明した。リンパ節においてはB細胞の増加が著しく、個体によってはB細胞の方がT細胞よりも多い場合もしばしば観察された。体外培養系における増殖実験ではT細胞は特にPKCδ+/+とPKCδ-/-マウスの間で有意な差を認めなかったが、B細胞ではPKCδ-/-マウスの方が増殖が速い結果を得た。 PKCδ-/-マウスにおけるアポトーシスに関しては、特に発生における形態異常が認められなかったことから、初期発生に関わるアポトーシスにPKCδは必須でないことが明らかとなった。さらにPKCδ-/-マウス由来の胸腺細胞や初代培養線維芽細胞におけるアポトーシスはPKCδ+/+マウス由来のものと比較して特に変化は認められなかったが、B細胞のアポトーシスについてはPKCδ-/-マウスの方が低下している傾向が認められた。 続きを見る
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