活性酸素によるDNA障害防止の分子機構

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活性酸素によるDNA障害防止の分子機構

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Molecular mechanism for suppressing oxidative DNA damage
責任表示:
續 輝久(九州大学・大学院・医学系研究科・教授)
TSUZUKI Teruhisa(九州大学・大学院・医学系研究科・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
電離放射線や環境中に存在する化学物質、さらには生体内での通常の代謝活動によっても活性酸素が生じている。これらは様々な作用を生体にもたらすが、中でもDNAの酸化は突然変異や発がんさらには生体の老化に深く関わっていることが示唆されてきた。種々のDNAの酸化的損傷の中で、グアニン塩基の酸化はその強力な突然変異原性により注目されている。活性酸素に伴うDNA上の損傷と自然突然変異および発がんの関連を明らかにし、その過程を分子レベルで解明することを目的に、標的遺伝子組換えの手法によりMTH1遺伝子の欠損マウスを樹立して解析した。 (1)アニマルセンター内のSPF飼育条件下で1年6ヶ月後に剖検したところ、MTH1遺伝子欠損マウス(MTH1^<-/->)は野生型(MTH1^<+/+>)マウスに比べて肺 などの特定臓器において、自然発生腫瘍頻度の上昇が観察された。このことは、MTH1蛋白質の欠損により、DNA中に取り込まれる変異原性ヌクレオチドである8-oxodGTPを 排除する効率が低下することで、結果的に突然変異の上昇がもたらされ発がんの誘因になるという考え方を支持し、発がん抑制におけるMTH1蛋白質の重要性を示唆している。 (2)MTH1遺伝子欠損マウスを近交系マウスと戻し交配を行い、C57BL6/Jについては戻し 交配が完了した。その他のC3H/He等については引き続き戻し交配を行っている。 (3)C57BL6/Jに戻し交配が終了したMTH1遺伝子欠損マウスを用いて、X線による誘発発 がんの実験を開始した。 (4)MTH1遺伝子欠損マウスの肝臓により調製した抽出液中に存在する8-oxo-dGTPを分 解する酵素活性について、系統的に検索を行った。 続きを見る
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