咀嚼の全身の健康における役割を食行動時の脳内神経伝達物質の動態から解明する研究

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咀嚼の全身の健康における役割を食行動時の脳内神経伝達物質の動態から解明する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
The research of the influence of mastication on general health from the view of brain function
責任表示:
中田 稔(九州大学・歯学研究院・教授)
NAKATA Minoru(九州大学・歯学研究院・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-2000
概要(最新報告):
口腔保健と全身的な健康状態の関係について、関心が急速に高まってきている。口腔保健の重要性を考えるにあたり、噛むことの生理的意義、特に全身機能とのかかわりに関する新しい解釈と科学的基盤の解明が求められている。本研究は、咀嚼の全身の健康における役割を解明するために、咀嚼システムに関した総合的研究を試みた。すなわち、口腔感覚入力の食行動およびエネルギー代謝調節における役割を、基礎的分野の研究によって解明するとともに、顎運動を中枢からの運動出力としてとらえ、臨床的分野で、歯列・歯・咬合小面形態を3次元的に精密に測定し、歯列および顎関節顆頭部の動態を解析するシステムを確立することによって、成長発育に伴った変化や、咬合異常を有する場合の特徴を解析した。 基礎的研究では、脳内ヒスタミン神経系が食行動時に三叉神経中脳路核を介した咀嚼機能によって賦活化され、視床下部腹内側核における満腹感形成に寄与していること、また、食事に伴う熱産生が低硬度飼料摂取群において低下していることから、低硬度飼料長期飼育群にみられた脂肪の蓄積は、食事中に口腔内感覚によって駆動される生理的エネルギー代謝活動の低下に関連したものであることが明らかにした。臨床的研究では、小児および成人について咀嚼時の被験食品の性状変化に伴う下顎運動変化の三次元的解析を行い、顎関節、咬合、咀嚼筋、下顎骨などが形態的に発達過程にある小児では、被験食品の違いが咀嚼運動に与える影響が大きいことを明らかにした。また、咀嚼運動時の上下の歯の接触滑走範囲に関する顎機能診査方法や、3次元レーザー形状測定装置と下顎運動測定システムを組み合わせた高精度な咬合接触解析システムを開発することによって、形態と咀嚼機能の関連性を求める方法論を確立した。さらに、骨格性要因を含む反対咬合者の下顎運動の動態について正常咬合者の場合との比較を行い、特徴を明らかにした。 続きを見る
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類似資料:

10
咀嚼運動の咬合相に関する研究 by 早崎 治明; HAYASAKI Haruaki
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