膜蛋白質のトポロジー形成機構と構造予測

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膜蛋白質のトポロジー形成機構と構造予測

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
阪口 雅郎(九州大学・大学院・医学系研究科・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997
概要(最新報告):
【1】正電荷によるマルチスパン型膜蛋白質のトポロジー制御 4本の疎水セグメントをもつモデル蛋白質を構築しそれらのトポロジーを、粗面小胞体膜を添加した試験管内発現系を用いて解析した。その結果:(1)マルチスパン膜蛋白質においても正電荷によって膜内配向性が制御されていること、(2)正電荷の分布によっては疎水性配列がすべて組み込まれず、特定の疎水セグメントが膜外に配置される場合があることを明らかにした。 【3】マルチスパン膜蛋白質、赤血球 Band3、の立体構造形成機構の解明 赤血球のBand3蛋白質は14本の膜貫通セグメントを有する典型的なマルチスパン型膜蛋白質である。このような複雑な膜内トポロジーを示す膜蛋白質のトポロジー(立体構造)形成の機構を明らかにするために、まずそれぞれのセグメント単独での膜透過再開機能と膜透過停止機能を評価し、膜内でのトポロジー形成機構との関連を調べた。その結果、単独では膜との相互作用が不十分であり組み込みに積極的な寄与が期待できないセグメントをいくつか明らかにした。これらのセグメントの組み込みには、膜内での構造形成の過程において膜貫通配列間の相互作用が必要であることが明らかになった。さらに、蛋白質合成に共役した組み込みにおいて、よりカルボキシル末端側にあるセグメントの機能によってそのアミノ末端側のセグメントが組み込まれる過程のあることを明らかにし、この知見をもとに疎水性度の低いセグメントの組み込みモデルを提唱した。 続きを見る
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