生体エネルギー変換系活性中心の人工的構築による反応機序解明

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生体エネルギー変換系活性中心の人工的構築による反応機序解明

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
成田 吉徳(九州大学・有機化学基礎研究センター・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997
概要(最新報告):
1.酸素発生モデルとしてのマンガンポルフィリン二量体の化学酸素化による高原子価マンガン(IV)錯体の生成とその機構。マンガン間距離が比較的短いオルトフェニン架橋のマンガンポルフィリンのギ酸イオン配位体についてX線結晶構造解析によりマンガン間距離は5〜6Åであることを明らかにした。この二量体のMn(III)(OH)体を過酸酸化するとMn(IV)(OR)_2(R=H,Me)が生成することが、ESR,IR,ESI-MS,元素分析等により明らかになった。このMn(IV)二核錯体は低温でかなりの安定性を持ち、二量体のキャビティー内において配位している水酸基の酸素原子間距離は接近していると見積もられ、μ-ペルオキソ結合生成が十分可能であることが予測された。 2.チトクロールP-450活性中心錯体の合成。ポルフィリンの両面を光学活性ビナフタレンにより修飾された'Twin-coronet'ポルフィリンを基軸として、このポルフィリン上に形成されたポケットの一方の中にチオレート配位子を修飾したポルフィリンの合成に成功した。この鉄(III)錯体はチオレートが配位したFe(III)-S-Rの構造をとっており、室温・空気中においても安定であることが明らかとなり、酸素活性中心のモデルとしての有効性を明らかにした。 3.チトクロームc酸化酵素活性中心モデルによる酸素活性化機構。チトクロームc酸化酵素の活性中心モデルとしてトリス(2-ピリジルメチル)アミン銅錯体を共有結合により固定したヘムを合成した。この還元型錯体[Fe(II)-Cu(I)]は室温にて酸素と反応して比較的安定なμ-ペルオキソ錯体を与えることを明らかにした。この構造はESI-MS、共鳴ラマン、EPR、電子スペクトル等により決定された。このペルオキソ錯体はチトクロームc酸化酵素モデルとしては、その構造が明確に立証された世界で初めての例である。 続きを見る
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