軸性キラリティーを有するビスポルフィリン化合物の合成とその機能

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軸性キラリティーを有するビスポルフィリン化合物の合成とその機能

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
林 高史(九州大学・工学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
本年度は、昨年度に得られた軸性キラリティーを有するポルフィリン二量体の不斉認識能およびアキラルポルフィリン二量体の不斉誘導を中心に研究を行った。まず不斉認識については、ゲストとしてリジンを選び、アミノ酸の認識能を熱力学的考察によって明らかにした。ポルフィリン二量体のリンカー部のビナフチル基がS体のものに対しては、ゲストであるL-リジン誘導体(カルボン酸末端をエステル化した化合物)はビナフチル基がR体のものに比べ、塩化メチレン中で1.3-1.4kcal/mol強く認識することが判明した。これは今まで報告されている、ポルフィリンを用いた不斉認識の系のなかでも、最も優れた値であり、不斉場を2つのポルフィリンで構築することの有用性を示すことができた。 次に、ポルフィリン二量体のリンカー部を軸不斉を有するビナフチルからアキラルなビフェニルに変換した化合物を合成した。このポルフィリン二量体は当然のことながら、ビフェニルの回転速度が速いため、軸不斉は示さず、CDスペクトルはビナフチル基を有するポルフィリン二量体のような特徴的なICDが見られない。しかしながら、このポルフィリン二量体にキラルなリジンあるいはシステインダイマーを加え、CDスペクトルを測定すると顕著なICDが観測され、ゲストの点不斉がポルフィリンヘ軸不斉を誘導したことが明らかとなった。またこのアミノ酸とポルフィリン二量体との相互作用の構造的特徴を2次元NMRの解析によって明らかにした。 続きを見る
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