哺乳類卵巣に及ぼす一酸化窒素の作用とシグナル伝達の分子生物学的解析

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哺乳類卵巣に及ぼす一酸化窒素の作用とシグナル伝達の分子生物学的解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Action of nitric oxide on the mammalian ovary and molecular biological approach on its signal transduction
責任表示:
服部 眞彰(九州大学・農学部・助教授)
HATTORI Masa-aki(九州大学・農学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
ブタ顆粒膜細胞および卵丘細胞-卵子複合体の無血清培養系を用いて、(1)NO代謝物(亜硝酸塩および硝酸塩)測定、(2)ゴナドトロピン受容体遺伝子(LH-R)の発現に及ぼすNO供与体あるいはNO捕集剤の影響、(3)NO合成酵素(NOS)のウエスタンブロットによる検出、および(4)NO発生の蛍光による直接検出、について検討した。NO測定については、亜硝酸塩および硝酸塩をそれぞれ測定する方法を用いて顆粒膜細胞の分化の過程で発生するNOの検出を行なったところ、FSHによる分化誘導より約40時間前後にNOの発生が認められた。この発生に伴って、cGMPの産生が上昇することも証明された。このNOは内皮細胞性NOS(eNOS)由来であることが、ウエスタンブロットによって証明された。このNOの作用をNO捕集剤を用いて抑制するとc-fosの転写因子遺伝子の発現が抑制され、その結果、LH刺激によるLH-R遺伝子の発現に減少がみられた。一方、すでに分化刺激で発現が高いc-junはNO捕集剤処理によって、さらに発現が増加し、またATF-4は捕集剤処理によって変化はみられなかった。このことから、NOはプロテインキナーゼCの伝達系を変化させるというモデユレーターの可能性が考えられた。顆粒膜細胞によって分化の過程で発生するNOは分化プログラムを進行するうえで、重要な因子であることが結論された。 続きを見る
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