生体関連金属錯体を触媒とした有機電界反応

閲覧数: 16
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

生体関連金属錯体を触媒とした有機電界反応

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Electroorganic Synthesis Mediated by Metalloenzyme Models
責任表示:
久枝 良雄(九州大学・大学院・工学研究科・教授)
HISAEDA Yoshio(九州大学・大学院・工学研究科・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1999
概要(最新報告):
金属酵素は天然の優れた触媒であり、モデル化合物を用いた酵素機能のシミュレーションは新規触媒の開発の一つの有効な手段と言える。また、視点を変えることにより酵素類似の反応以外にも適用できるユニークな触媒開発につながる可能性を秘めている。本研究ではビタミンB12の鍵中間体であるコバルト-炭素結合を形成できる金属錯体に注目し、ビタミンB12酵素反応のシミュレーションを基礎とした新規触媒系の開発を目指した。反応の手法としては、反応系がクリーンで、電位による反応制御が容易な電気化学的手法を主に用いた。 ビタミンB12誘導体を用いた電気化学的手法による分子変換反応では、酵素類似の高効率官能基転位反応、電解電位による転位基の制御、また非酵素反応として環拡大反応および不斉反応への応用に成功した。さらに新規触媒系の構築を目指した新規コバルトニ核錯体の合成と酸化還元挙動、コバルトポルフィセン錯体による付加-酸化触媒反応の開発について研究を行った。ビタミンB12誘導体については、すでに金属錯体の合成と物性に関する実績があったので、これらを触媒とした種々の有機電解反応に関して新たな知見が得られ、有用な触媒反応を見出した。一方、新規ニ核錯体とポルフィセン錯体については、配位子と金属錯体の合成と物理化学的性質の検討に焦点を当てたため、有機電解反応の触媒としての応用までには至らなかった。しかし、これらの錯体は、極めて興味深い反応性を有しているので、新有機合成触媒への展開が期待できる。 続きを見る
本文を見る

類似資料:

10.
コバルト-炭素結合を利用した有機合成反応 by 久枝 良雄; HISAEDA Yoshio