古人骨のミトコンドリアDNA分析に基づく弥生人とその社会

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古人骨のミトコンドリアDNA分析に基づく弥生人とその社会

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Research on the Yayoi people and their society based on the mitochondria DNA analysis
責任表示:
中橋 孝博(九州大学・大学院・比較社会文化研究科・教授)
NAKAHASHI Takahiro(九州大学・大学院・比較社会文化研究科・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1999
概要(最新報告):
北部九州の縄文から弥生への移行問題に関し、その資料欠落期における渡来系、土着系両者の人口動態を集団遺伝学的な手法を用いて分析した。その結果、北部九州では少数の渡来人が人口を急増させたとする仮説の合理性が裏付けられ、当地の考古学的な見解とも矛盾せずにこの間の推移が説明できることが明らかとなった。これによって、従来のような大量渡来を想定する必然性の無いこと、及び、弥生農耕社会への変革は、土着縄文人ではなく、やはり渡来人集団に帰すべきだとの考えが支持された。 ・北部九州に所在する多くの遺跡群の中で、その規模、出土遺構、遺物の内容等において吉野ケ里遺跡に匹敵するとされる福岡県筑紫野市隈・西小田遺跡の出土人骨を主な研究対象として、形態、ミトコンドリアDNA、及びそれらに考古学的な情報を加味して古人口学的な分析を実施した。形態的には従来から指摘されている「渡来系弥生人」的な特徴が非常に際だった集団であることが確認され、同時にそれらのミトコンドリアDNA配列が明らかにされた。これによって現代日本人の成立に重要な役割を果たしたとされる、いわゆる「渡来系弥生人」の形態とミトコンドリア遺伝子との関係が初めて明らかとなった。また、わが国ではほとんど類例のない古人口学的な詳細な分析が加えられ、当時の弥生人社会の平均寿命や出生・死亡状況、及び人口動態についての新知見が得られた。 続きを見る
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