自動イオン化で放出される電子のエネルギー分布と角度分布の測定

閲覧数: 39
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

自動イオン化で放出される電子のエネルギー分布と角度分布の測定

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
小川 禎一郎(九州大学・大学院・総合理工学研究科・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997
概要(最新報告):
本研究では分子の自動イオン化過程に着目し、特定の超励起状態から放出された電子のエネルギー分布や角度分布を測定できる装置を開発することによって自動イオン化過程を詳細に研究することを目的としている。具体的には分子を電子衝撃によって励起し、特定のエネルギーを持つ非弾性散乱電子と自動イオン化放出電子の相関を観測する。放出電子のエネルギー分布を効率よく測定するために、飛行時間型エネルギー分析器を新たに開発して既存電子エネルギーロススペクトル装置に組み込み、散乱電子と放出電子の相関を観測する予定であった。しかしながら、研究費の交付額は申請額の6割と大幅に削減され、さらに、交付決定が10月に通知されたために研究は大幅に遅れている。本研究費により長さ20cmの飛行時間型エネルギー分析器を作成した。この分析器が正常に働くことを確認するために、入射電子ビームをパルス化して飛行時間スペクトルの測定を進めている。弾性散乱電子の時間的広がりは30ナノ秒であり、パルス化した入射電子のエネルギー分解能として150meVを得た。この程度の時間・エネルギー幅ならば非弾性散乱電子の飛行時間スペクトルを測定することは可能である。しかしながら、このような状況を実現するのに手間取り、飛行時間型エネルギー分析器を使用した電子エネルギーロススペクトルの測定には至っていない。現在精力的に装置の調整を進めている。散乱電子と放出電子の相関を測定する際には入射電子をパルス化する必要はないので、飛行時間型エネルギー分析器の動作確認さえできれば本研究を成功させることは難しくない。本年度内に装置を完成させることはできなかったが、近い将来必ず成功すると確信している。 続きを見る
本文を見る

類似資料: