天然放射性核種ポロニウムの環境動態解明

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天然放射性核種ポロニウムの環境動態解明

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
百島 則幸(九州大学・理学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997
概要(最新報告):
本研究では、微生物が関与したガス状ポロニウムの環境中での生成と、大気への放出の可能性について検討し、環境中でのポロニウム動態解明を進め、ポロニウムサイクルを明らかにすることを目的としている。 大気中に存在しているポロニウムの起源の推定に、^<210>Poの親核種である^<210>Pbとの放射平衡の大きさは有用な情報をもたらす。今回は松葉の表面に付着している^<210>Pbと^<210>Poの放射平衡を測定し、松葉表面の^<210>Poの起源の推定を行った。松葉を酸で加熱して表面に付着している放射性核種を溶出させた。沈殿法により鉛を除去した溶液から溶媒抽出法により^<210>Poと^<210>Biを取り出し、その放射能を液体シンチレーションカウンターで測定した。^<210>Biは^<210>Pbの娘核種で^<210>Poの親核種である。^<210>Biの時間的減衰の様子を20日間に渡り測定して^<210>Pb濃度を決定した。そして^<210>Bi/^<210>Po比から^<210>Po濃度を求めた。松葉表面の^<210>Pbと^<210>Poの放射平衡は一年葉で0.25、二年葉で0.5であった。いずれも大気中のエアロゾルに報告されている値0.14より大きかった。このことは松葉表面で^<210>Pbから^<210>Poが成長していることを示している。二年葉が一年葉より高い放射平衡であったのも、二年葉が一年間長く生育していたことが原因と言える。大気から松葉へのエアロゾルの捕捉率を推定したところ、10^<-7>〜10^<-8>の低い値が得られた。このことは大気中のポロニウムは大部分が松葉に捕捉されることなく大気中に存在している可能性を示している。 続きを見る
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