養育態度が乳幼児の行動特性に与える影響に関する研究-養育態度を育児文化としてとらえる試み-

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養育態度が乳幼児の行動特性に与える影響に関する研究-養育態度を育児文化としてとらえる試み-

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
北山 修(九州大学・大学院・人間環境学研究科・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
本年度は主に、母子観察の縦断的調査研究(生後6ヶ月時と12ヶ月時)と、生後12〜36ヶ月の子供を持つ母親に対する横断的質問紙調査研究の分析、検討を行った。 1. 日本の育児文化における母子関係の特徴を取り出した。母子が「はかない対象」を「共に眺める」体験が基となった、横並びの関係であるだけではなく、共有された対象が消えていく美しさだけでなくその苦しさ・辛さといった、情緒を共有する関係でもあるということが示唆された。 2. 生後3ヶ月時における、泣き・表情などの子どもからのサインの「わかりやすさ」を母親に尋ねた。生後3ヶ月時はほとんどの母親が「わかっている」と答えるが、1〜3歳の時点では生後3ヶ月当時のことを「わかっていなかった」と答える傾向がみられた。サインの意味が「わからない」乳児を育てることに没頭するためには、 「わかっているつもり」になれることが逆に重要であると推測された。 3. 母子間の情緒的交流に関わる要因について検討をしたところ、母親、観察者で、やりとりから感じる情緒の感じ方に関わる要因が異なっていることが示唆された。母親の感じ方には、母親の抑うつの程度などの内的な状態と、子どもの行動特性の中でも、視覚的な刺激への敏感さが、また観察者の感じ方には、子どもの行動特性の中でも生活リズムの安定性が、影響を与えていた。 4. 母親の養育態度と子どもの行動特性について、生後6・12ヶ月時に観察された母子の相互作用場面を分析、比較を行った。生後6ヶ月時における、母親の養育態度の中でも子どもとの関係のとり方のパターンが、その後の12ヶ月時においても観察され、さらに子どもの対人行動に影響をおよぼしている可能性があることが指摘された。 続きを見る
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類似資料:

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婦人と小児 . 児童に関する迷信 by 坪井, 正五郎; 坂井, 千代
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