分子鋳型法を用いたD-アミノ酸の高感度かつ選択的分析法の開発

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分子鋳型法を用いたD-アミノ酸の高感度かつ選択的分析法の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
濱瀬 健司(九州大学・薬学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
本研究ではモレキュラーインプリントポリマーを用いるD-アミノ酸の高感度且つ選択的分析法開発を試み、まず第一段階として優れた分子認識能を有するポリマーの作製を行った。平成9年度の検討により、L-Phe-anilideインプリントポリマーが優れた光学認識能を有することを示した。 本年度、このL-Phe-anilideインプリントポリマーを用いてアミノ酸の種類による認識を検討したところ、ほとんどのアミノ酸アニリドでプリント分子であるL-Phe-anilideと同程度の吸着が認められ、本ポリマーではアミノ酸の種類は認識されなかった。これはPheがアミノ酸の中では比較的大きな側鎖を持つため、ポリマーに形成された特異的認識部位に他のアミノ酸アニリドも相互作用出来るためと考えた。そこで小さなアミノ酸であるL-AlaをターゲットとしてL-Ala-anilideインプリントポリマーを作製し、ポリマー共存下での非結合型分子の割合から分子認識能を評価した。その結果プリント分子であるL-Ala-anilideと比較して、光学異性体であるD-Ala-anilideでは約2倍、他のアミノ酸アニリドでは2倍から最大5倍の非結合型分子が存在した。 この結果は本ポリマーがプリント分子であるL-Ala-anilideを良好に認識し、優れた分離精製用基材となることを示しており、様々な夾雑成分が存在する生体試料等における微量アミノ酸定量への利用が期待される。 続きを見る
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