遺伝子を標的とする新しい癌診断及び癌治療法の開発

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遺伝子を標的とする新しい癌診断及び癌治療法の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
永次 史(九州大学・薬学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
本研究の目的は我々が開発したクロスリンク能をもつ2-アミノ-6-ビニルプリン誘導体を組み込んだオリゴヌクレオチドを用いて、効果的な放射性アンチセンス核酸を合成し、癌診断薬剤としての可能性を検討することである。前年度までに、ビニル体を含むオリゴマーDNAが酸性条件下、相補的配列内に合まれるシチジンと塩基選択的かつ配列特異的に反応することを見いだした。さらにヨウ素標識オリゴマーDNAの合成を目指しそのモデル反応として、ビニル体を含むオリゴマーDNAにρ-ヨードアニリンとを反応させ、ρ-ヨードアニリンを導入したオリゴマーDNAの合成を行った。しかしその後の検討によりフェニルスルフィド基でビニル基を保護した前駆体を用いたオリゴマーの合成には合成可能な配列に制限があることがわかった。そこで今年度はまずどんな配列にでも組み込める安定なビニル体の前駆体として、メチルスルフィド体を組み込んだオリゴマーDNAの合成を検討した。その結果この前駆体は安定であり、どのような配列にも組み込めることがわかった。またビニル体は反応性が高く生体内での使用を考えた場合、生体に存在する種々の求核剤と反応しクロスリンク能の効率が低下することが予想される。そこで標的との複合体形成により活性化される分子の開発を計画し、その候補としてスルフィド前駆体が容易にビニル体を再生することから、種々のスルフィド誘導体について検討することにした。まずフェニルスルフィド体(R=SPh)及びその酸化体(R=SOPh,SO_2Ph)を用いて検討したところ、酸性条件下クロスリンク反応が起こることがわかった。特にフェニルスルフォキサイド体(R=SOPh)ではビニル体を用いた時と同程度の反応効率でクロスリンク体が生成することがわかった。現在、さらに他の構造のスルフィド誘導体を用いてクロスリンク反応を検討中である。今後はこれらの誘導体を用いて標識化したオリゴマーの合成を行い、生体内への適用へと展開する予定である。 続きを見る
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