多形紅斑発症における単純ヘルペスウイルスの関与の免疫学的解析

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多形紅斑発症における単純ヘルペスウイルスの関与の免疫学的解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
今福 信一(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
再発性単純ヘルペスに続発する多形紅斑Herpes-associated EM(HAEM)における単純ヘルペスウイルス(HSV)の関与について、(1)皮疹部のT細胞のサイトカインについて通常のHSV感染とどのような差があるのか検討する、(2)皮疹部のT細胞を分離、培養し、その性質を末梢血のものと比較する、(3)皮疹部に原因抗原となるHSVが存在するかをin situ PCRなどの鋭敏な方法を用いて検出するという目標を設定した。(3)については、病理組織切片上でHSVのゲノムを確認できるようになった。検出したHSVゲノムは表皮に存在しており、特に毛包を形成する表皮細胞に長期間存在することを確認した。さらに、一部の遺伝子についてRT-PCRで転写産物を見たところ、DNA polymeraseを含む初期遺伝子群の転写が認められ、Western blot法で確認したところウイルスのDNA polymerase蛋白が発現していることがわかり、新たにこれを共同報告した(British Journa1 of Dermatology,138:952-964)。また(1)の免疫学的側面についても患者末梢血を刺激して得られるT細胞ついて、ある特定のT細胞可変部遺伝子(Vb2)を発現しているT細胞が特異的に増殖していることもわかった。このVb2を発現するT細胞の機能に関しては現時点では不明だが、HAEM患者においてその皮疹部に集簇するリンパ球の可能性が高いと考えている。(2)に関しては、皮疹部からの細胞を分離して培養する報告された方法を追試しているが、現在まで成功しておらず現状では末梢血の結果との比較は難しいと考えられる。 続きを見る
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類似資料:

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単純ヘルペス感染により発症する多形紅斑の動物実験モデルの開発 by 今福 信一; 師井 洋一; MOROI Yoichi; 皆川 洋子; MINAGAWA Yoko
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