マクロライド剤による腫瘍血管新生阻害及び腫瘍増殖・転移の抑制

閲覧数: 35
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

マクロライド剤による腫瘍血管新生阻害及び腫瘍増殖・転移の抑制

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
八並 淳(九大・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
1.14員環マクロライド類抗生剤である、クラリスロマイシンが非小細胞肺癌株が誘導する腫瘍血管新生を用量依存性に抑制することを見いだした。この抑制作用は癌細胞の増殖抑制、また癌細胞が産生する血管新生因子を抑制する作用ではなく、少なくとも部分的には血管内皮細胞の遊走、官腔形成を阻害する結果と考えられた。 2.同様に14員環マクロライド類であるロキシスロマイシンも、非小細胞肺癌株が誘導すす腫瘍血管新生を阻害すること、その阻害活性は同量のTNP-470の約三分の一であること、また16員環のジェサマイシンは血管新生阻害活性を持たないことを見いだした。作用機構はクラリスロマイシンと同様のものと考えられた。 3.マウスB16メラノーマ細胞を用い、14、15、16員環マクロライド類の血管新生阻害、及び腫瘍増殖、転移に対する影響を検討したところ、14員環マクロライドのクラリスロマイシン、ロキシスロマイシンのみが腫瘍血管新生阻害活性を示し、15員環のアジスロマイシン、16員環のジェサミシンは血管新生阻害活性を示さなかった。また腫瘍のin vivoでの増殖、肺転移抑制効果も14員環のクラリスロマイシン、ロキシスロマイシンには認められたが、15員環のアジスロマイシン、16員環のジョサマイシンには認められず、腫瘍血管新生阻害活性と、腫瘍増殖、肺転移抑制効果は相関することが示唆された。また構造活性相関がある可能性も示唆された。 続きを見る
本文を見る

類似資料:

2
合成ペプチドによる塩基性線維芽細胞増殖因子の受容体結合阻害と血管新生の抑制 by 一宮 仁; ICHIMIYA Hitoshi; 牧野 剛緒; 佐藤 靖史; SATO Yasufumi; 古賀 明俊
2.
合成ペプチドによる塩基性線維芽細胞増殖因子の受容体結合阻害と血管新生の抑制 by 一宮 仁; ICHIMIYA Hitoshi; 牧野 剛緒; 佐藤 靖史; SATO Yasufumi; 古賀 明俊