Src型チロシンキナーゼの大腸癌増殖における役割

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Src型チロシンキナーゼの大腸癌増殖における役割

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
中村 和彦(九大・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
これまでの我々の実験で大腸癌細胞株SW620にsrcmRNAに対するアンチセンスオリゴヌクレオチド(ホスホロチオエ-ト化)を加えると細胞の増殖が抑制されるがlckmRNA、yesmRNAに対するアンチセンスオリゴヌクレオチドは細胞増殖抑制効果を示さないことが示されていた。しかし、srcmRNAに対するアンチセンスオリゴヌクレオチドの細胞増殖抑制効果は20μM以上の高濃度でなければ認められなかった。これは加えたオリゴヌクレオチドの細胞内への移行の効率が悪いことが一因と考えられた。これほどの高濃度ではオリゴヌクレオチド自体の細胞毒性も認められることにより、細胞内への導入効率を高めることが望まれた。 最近Penetratin 1というDrosophila antennapediaのDNA結合部位から単離されたペプチドが、細胞内へのオリゴヌクレオチド導入のベクターとして使用できるようになった。オリゴヌクレオチドをPenetratin 1とカップリングさせることにより、ほぼ100%細胞内に取り込ませることができると報告されており、従来のリポフェクション法より導入効率が高い。そこで、Penetratin 1をsrcmRNA、lckmRNA、yesmRNAに対するセンスまたはアンチセンスオリゴヌクレオチドと結合させ、SW620、SW480といった大腸癌細胞株の培養上清中に0.25nM〜128nMの濃度で加えた。しかし、Penetratin-オリゴヌクレオチドは、どの種類のものも全く細胞増殖を抑制しなかった。これはホスホロチオエ-ト化オリゴヌクレオチドを用いた実験結果と矛盾する結果である。その原因について現在検討中である。 続きを見る
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