敗血症におけるビリルビンの抗酸化作用と小腸粘膜でのヘムオキシゲナーゼの誘導

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敗血症におけるビリルビンの抗酸化作用と小腸粘膜でのヘムオキシゲナーゼの誘導

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
The induction of heme oxygenese-1 in intestinal mucosa of septic rat
責任表示:
清水 周次(九州大学・医学部・助手)
SHIMIZU Shuji(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
【はじめに】ビリルビン生成の律速酵素であるヘムオキシゲナーゼ(HO)-1は、活性酸素を発生させる種々のストレスにより誘導される。近年、ビリルビンの抗酸化作用が注目されており、HOの誘導がビリルビンを介して生体防御的に働いている可能性が考えられている。今回我々は敗血症ラットモデルを用い小腸粘膜内でのHOの発現を解析した。【方法】雄性Wistar系ラットにリポポリサッカライド(10mg/kg body weight)を腹腔内投与し、経時的に小腸粘膜中の還元型グルタチオン(GSH)、過酸化脂質、HO-1mRNAおよび蛋白の発現を測定した。また、小腸粘膜より抽出したビリルビンおよびビリルビン酸化物(BOM)を測定した。【結果】GSHはエンドトキシン投与後速みやかに低下し3〜5時間後に投与前値の約60%まで達した。過酸化脂質は5時間後に前値の1.7倍に増加した。HO-1mRNAは3時間後に投与前値の3倍の発現を認め、HO-1蛋白は7.5時間後に最も多量に産生された。ビリルビンおよびBOMは10時間後に最も増加した。【結語】LPS投与敗血症モデルラットの小腸でHO-1の誘導とそれに伴うビリルビンの産生、さらにビリルビン酸化物の増加を証明した。酸化ストレスによる小腸のHO-1の発現は、小腸が単なる消化吸収の場ではなく、酸化傷害に対し速やかに反応する能力を有し、さらにビリルビンの抗酸化作用を介し生体防御の一翼を担っている可能性が考えられた。 続きを見る
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