尿細管間質障害の免疫学的機序の解明.-ノックアウトマウスによる検討

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尿細管間質障害の免疫学的機序の解明.-ノックアウトマウスによる検討

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Elucidation of the immunological mechanism in tubulointerstitial damage. - investigation with knockout mouse
責任表示:
安藤 高志(九大・医学部・助手)
福田 恭一(九州大学・医学部・助手)
FUKUDA Kyoichi(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1999
概要(最新報告):
進行性腎疾患において尿細管間質障害が重要であることは知られているが、間質における浸潤免疫細胞が果たす役割については明らかではない。そこで我々は、尿細管間質障害における免疫学的機序を明らかにするために、数種のノックアウト(KO)マウスを用いて片側尿管結紮モデル(UUO)を作製し、結紮腎の組織学的な評価を行った.まず、正常マウスにUUOを作製し、間質浸潤細胞のフローサイトメトリーを行ったところ、このモデルにおける浸潤細胞は主としてマクロファージであることが示された。また、CD4KOまたはCD8KOマウスにUUOを作製したところ、対照マウスと比較して腎組織像に差は見られなかった。これらの結果からUUOモデルにおいてはT細胞よりマクロファージが重要な役割を果たしていると考えられた。ところが、ヌードマウスにUUOを作製すると、対照マウスに比較して尿細管間質病変は明らかに軽度であり、やはりT細胞を含めた細胞性免疫、即ちTh1細胞がマクロファージを活性化する系が何らかの関与をしていることが示唆された。Th1細胞のエフェクター分子としてTNF-αが重要であるため、T細胞以外の骨髄由来細胞(マクロファージや多核白血球)がTNF-αレセプターを持たないマウスを、胸腺摘出(ATX)とTNF-αレセプターKOマウスの骨髄移植にて作製し(ATX-BMキメラマウス)、UUOの組織病変を検討したところ、対照マウスに比べ病変がやや軽度であった。以上のことから、尿細管間質病変においてはT細胞から分泌されたTNF-αなどのサイトカインが骨髄由来細胞-主としてマクロファージ-を活性化することが病変の進行に重要な役割を果たしていると考えられた。 続きを見る
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