ヒトにおける視覚情報の時間的、空間的流れに関する研究

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ヒトにおける視覚情報の時間的、空間的流れに関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
A study on spatiotemporal visual information processing in human
責任表示:
飛松 省三(九州大学・大学院・医学系研究科・教授)
TABIMATSU Shozo(九州大学・大学院・医学系研究科・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1999
概要(最新報告):
1.研究背景:ヒトの視覚情報は並列的に処理されており、大細胞系は後頭葉から頭頂葉に至る頭頂視覚路を構成し、運動視と空間視に重要である。一方、小細胞系の情報は側頭葉に投射して側頭視覚路を構成し、色、文字、顔の識別に重要である。この視覚情報の時空間的流れを視覚誘発電位(VEP)、事象関連電位(ERP)、脳磁図(MEG)による視覚誘発脳磁界(VEF)で研究した。 2.研究経過:健常者を対象として、1)色、動きなどの要素的な視覚刺激を用いて、後頭葉内での大細胞系と小細胞系の機能分担、2)文字や顔などの視覚刺激を用いて側頭視覚路情報処理過程、を検討した。さらに、高次脳機能障害患者での視覚情報処理過程の異常を検討した。 3.研究成果:1)色刺激ではVEPでN120、VEFでN120mが記録され、動き刺激ではVEPでP120、VEFでP120mが記録された。MEGによりこれらの電流源は1次視覚野(V1)に推定され、V1内での色と動きの情報が並列的に処理されていることが示された。しかし、高次中枢には電流源が推定されなかった。2)文字や顔刺激を用いるとVEPでは頭頂部を最大とするP170が記録された。頭頂葉から側頭葉にかけてMEGのセンサーを動かしてMEGを記録したが、単一電流源パターンを示さず信号源の推定はできなかった。3)高次脳機能障害患者、例えば連合型視覚失認、大脳性色覚障害を呈する患者では選択的視覚路刺激によるVEPやERPにより異常を検出できた。 4.今後の展望:VEP、MEG、ERPを適宜組み合わせることにより、脳内視覚情報処理過程の時間的、空間的流れを客観的に評価する方法を確立できた。今後は、ポジトロンCTや機能的MRIによる脳機能イメージングと電気生理学的な検査法との統合を目指したい。 続きを見る
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