若年高血圧者の20年間の追跡調査

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若年高血圧者の20年間の追跡調査

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Twenty-year follow-up study of juvenile hypertensive subjects in Kyushu University
責任表示:
川崎 晃一(九州大学・健康科学センター・教授)
KAWASAKI Terukazu(九州大学・健康科学センター・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
九州大学では定期健康診断で140/85mmHg以上の高血圧を示した学生に対して二次検診を行い、日を変えて3回血圧を測定しているが、これらの学生の多くは、二次検診で血圧が正常化する。しかしながら、二次検診までの4回の収縮期あるいは拡張期血圧が140および/または90mmHg以上の高血圧値を示す学生(大部分は男子)が毎年わずかならが存在する。このような高血圧学生が社会に出た後どのような経過をとっているかを検討するため、高血圧(HT)群(20-29歳)496名の男子学生を対象に卒業7〜25年(平均約16年)後の追跡調査を行った。また同時に対照として、学生時代の血圧が110-124/60-74mmHgで、年齢・体格・性・出身学部系をできるだけマッチさせた正常血圧(NT)群1065名に対しても同様の調査を行った。質問紙には医務室や医療機関などで測定した現在の座位随時血圧値のほかに、身長・体重、健康状態、生活活動強度、服薬状況、家族歴、生活歴などを記載してもらった。返事のなかった対象者に対してはさらに2度にわたって質問紙を送り、1998年7月末までに回収できた質問紙を集計した。最終回収率はHT群51.9%、NT群27.6%であった。このうち、記述不完全例、降圧薬服用例等を除外するとHT群は177例、NT群は209例であった。これらを対象にして、学生時代のデータと比較しながら種々の分析を行った。その結果: (1) 学生時血圧が高かった学生では、その約半数が平均16年経過後も高血圧であった。 (2) 学生時血圧が高かった学生では、頻脈が多く認められたが、追跡調査後は著しく減少した。 (3) 学生時血圧が高かった学生でその後も高血圧が続いているものに、家族歴陽性者が多かった。 (4) 学生時正常血圧者で現在高血圧を示したものに、体重増加が最も著明に認められた。 (5) 学生時正常血圧者で現在高血圧を示したものに、喫煙や飲酒習慣の頻度が最も大であった。 以上の結果から、学生時代に確実に血圧が高かったものでも、約半数は血圧が正常化することが分かった。また、学生時代正常血圧であっても、日頃からよい生活習慣を送るよう心がけておくことが高血圧の発症予防には大切であると考えられた。 続きを見る
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