培養不能型コレラ菌の再活性化とその生理学的研究

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培養不能型コレラ菌の再活性化とその生理学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Resuscitation and characterization of VNC vibrio cholerae
責任表示:
守屋 哲博(九州大学・医学部・助手)
MORIYA Tetsuhiro(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
自然環境の中の感染源としての病原微生物の生態を明らかにする一環として、培養不能型(Viable but nonculturable、以下VNC)に移行するコレラ菌を種々の条件で作成し、その生理状態を分析すると共に、確実に再活性化して培養可能にする方法を確立することを目的に研究を行った。 コレラ菌をM9saltなどに浮遊させ低温に静置すると、約一月でVNCへ移行するが、この期間は、菌株の違いはもちろん同一の菌の場合でも、菌を取りまく状況に大きく影響を受けることが判明した。特に菌濃度と使用する菌の増殖ステージに影響を受け、対数増殖期の菌が早くVNCになった。また、コレラ菌は不純物の多い環境水中で長く生存し、環境内ではコレラ菌はプランクトンなどに付着して長期生存するという報告を補強する結果を得た。 実験的にVNCにしたコレラ菌はアンモニウムイオン存在下に熱処理を施すと集落を形成するように復帰することが確かめられた。この方法は自然環境内のVNCコレラ菌にも有効で、コレラ流行地の環境水からコレラ菌を復帰できた。熱処理による復帰は、環境水を用いた場合、培地上に生育する集落数の増大が熱処理後に見られることからコレラ菌以外の他の菌にも有効ではないかと思われる。しかし、復帰する率は必ずしも一定ではなく、まだ再現性の高い再活性化法を確立するまでには至っていない。 現在までに得られた結果からは、VNCがグラム陽性菌にみられる芽胞のような「生存のための積極的な機構」であるとは考えにくい。むしろ細胞を構成している成分や仕組みに色々な障害が積み重なって細菌が「死」に至る過程の初期段階をVNCとして観察しているように思える。熱処理のような刺激がこれらの障害の修復機構を発現して増殖するように復帰しているか、その可能性を検討中である。 続きを見る
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