大腸表面型早期癌の遺伝子異常と発育進展様式および悪性度との関連

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大腸表面型早期癌の遺伝子異常と発育進展様式および悪性度との関連

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
The genetic changes in association with tumor progression and biological behavior
責任表示:
八尾 隆史(九州大学・医学研究院・助教授)
YAO Takashi(九州大学・医学研究院・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-2000
概要(最新報告):
大腸腺腫の一亜型である鋸歯状腺腫は肉眼的には平坦型と隆起型ともに認める。表面型早期癌の発育進展を解析するにあたり、この腫瘍の発育進展様式も明らかにする必要があった。大腸の鋸歯状腺腫と形成性ポリープ、そしてそれら由来の癌は組織形態的に類似性があり、それらは大腸病変でありながら胃型形質を発現を認め、通常の管状腺腫とは異なる細胞系列の病変であることを報告した。 一方、通常の大腸癌においては胃型形質を発現する癌は、約3%とまれであるがこのような特殊な癌化経路の存在が示唆された。さらに、絨毛腺腫、潰瘍性大腸炎に発生した癌、肝転移大腸癌についても細胞形質発現を調べ、癌の発育進展様式を解析した。絨毛腺腫と潰瘍性大腸炎に発生した癌は混合型形質が多く、その特殊性が示唆された。CD10を発現する小腸は静脈侵襲と肝転移が高率で悪性度が高いことが判明した。そして、形質型の解析により前駆病変から癌化への経路がおおむね推察された。 また我々の免疫染色による解析では、このような胃型大腸癌においても癌化におけるp53蛋白の関与が認められたが、絨毛腺腫ではp53は関与が少ないことが示唆された。このような癌の悪性度評価や癌化の機序におけるさらなる遺伝子異常の解析が今後の課題である。 続きを見る
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