大腸菌のDNA複製阻害薬の分子デザインに関する研究

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大腸菌のDNA複製阻害薬の分子デザインに関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Molecular design of inhibitors for DNA replication in Escherichia coli
責任表示:
関水 和久(九州大学・薬学部・教授)
SEKIMIZU Kazuhisa(九州大学・薬学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
本研究の目的は、試験管内oriCDNA複製系に対する新規阻害剤の探索を目指すものであった。すでに、研究代表者らは、大腸菌粗抽出液中に。複製開始タンパク特異的に阻害作用を示す活性を見いだしていたが、本研究においては、その精製を行った。その結果、阻害活性の実体の少なくとも一部は、DNAポリメラーゼIIIホロ酵素であることが明らかとなった。この結果は、DNA合成に預かるDNA複製酵素が、DNA複製開始を制御する活性を有することを初めて示したものである。さらに生化学的、このDNA複製阻害因子の作用は、DnaAタンパクのATP結合型からADP結合型への不活性化を促進することであることが分かった。それに加え、遺伝学的解析の結果、dnaN遺伝子の温度感受性株では、ATP結合型DnaAタンパクが蓄積することが示された。すなわち、本研究においては、生化学及び遺伝学のふたつの手法が同じ結論を導いたことになる。 本研究で見いだされたoriC複製の阻害剤は、DNAポリメラーゼという高分子量の蛋白質であり、直接医薬品の候補として取り扱うことはできない。今後本研究で得られた基本概念を応用して、医薬品としてのoriC複製の阻害剤の探索を行うことが重要である。 続きを見る
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類似資料:

10
大腸菌DnaAタンパク質の機能構造の解析 by 片山 勉; KATAYAMA Tsutomu
10.
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