口腔癌とリンパ節転移におけるEpstein-Barr virusの役割の解明

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口腔癌とリンパ節転移におけるEpstein-Barr virusの役割の解明

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Research for the Role of Epstein-Barr Virus on Carcinogenesis and Lymphnode Metastasis of Oral Squamous Call Carcinomas
責任表示:
笹栗 正明(九大・歯学部・助手)
大部 一成(九州大学・歯学部・助手)
OOBU Kazunari(九州大学・歯学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
Epstein-Barr virus(EBV)は、バーキットリンパ腫のみならず、各種癌の病因的ウイルスとして知られるようになったが、口腔における研究は少なく、口腔癌における感染レセプターや口腔癌発生のメカニズムについてはいまだよくわかっていない。われわれは口腔癌および白板症を有する患者から集めたサンプルを用いてEBVの検出を行った。EBERの発現をみるためにISH法を用い、DNAの検出のためにEBV DNA ISHおよびPCR法による検索を行った。 <対象>九州大学歯学部第1口腔外科で生検や手術時に採取した口腔扁平上皮癌組織のうち、原発巣33例、および頚部郭清手術の際に採取した頚部リンパ節14例43リンパ節である。比較のために健常者の歯肉組織11例を用いた。 <結果>健常者歯肉におけるEBVの感染率はPCR法で1/11例(9.1%)、ISH法にて2/11例(18.2%)であった。一方、口腔扁平上皮癌原発巣におけるEBVの感染率はPCR法で22/33例(66.7%)、ISH法にて24/28例(85.7%)と、PCR法、ISH法いずれも健常者歯肉と比べ有意に高い値(p<0.001)を示した。白板症ではPCR法で1/2例(50.0%)、ISH法にて1/2例(50.0%)であった。 リンパ節組織では、転移リンパ節ではPCR法で11/14リンパ節(78.6%)、ISH法にて12/14リンパ節(85.7%)がEBV陽性であった。一方、非転移リンパ節ではPCR法で25/28リンパ節(89.3%)、ISH法にて22/22リンパ節(100.0%)がEBV陽性であった。 <結論>健常者歯肉に比べて口腔扁平上皮癌原発巣におけるEBV陽性率は有意に高く、また、リンパ節では転移リンパ節、非転移リンパ節ともに高い感染率を示した。このことから、口腔扁平上皮癌に対するEBVの直接的ないしは間接的な関与が強く示唆された。 続きを見る
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類似資料:

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Epstein-Barr virus protocols by Wilson, Joanna B; May, Gerhard H. W
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