腎尿路性器癌のシスプラチン耐性の機序および克服に関する研究

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腎尿路性器癌のシスプラチン耐性の機序および克服に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Mechanisms of cisplatin resistance and its reversal in urogential carcinoma
責任表示:
古賀 寛史(九州大学・大学院・医学系研究科・助手)
KOGA Hirofumi(九州大学・大学院・医学系研究科・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1999
概要(最新報告):
1.ヒト膀胱癌のシスプラチン獲得耐性機序.ヒト膀胱癌よりシスプラチン耐性株を樹立し、その耐性機構を検討した結果、細胞内グルタチオン量、細胞内シスプラチン濃度、glutathione S-transferase πおよびmetallothioneinの発現亢進など複数の機構が関与することが明らかとなった。2.ヒト膀胱癌のシスプラチン自然耐性機序.未治療膀胱癌患者より樹立した膀胱癌細胞株を用いてシスプラチンに対する自然耐性の機序を明らかにするために、細胞内シスプラチン濃度、細胞内グルタチオン量および耐性関連遺伝子発現を検討した。その結果、シスプラチンに対する自然耐性は個々の腫瘍で異なり、その機序として細胞内シスプラチン濃度が重要であった。3.多剤耐性克服剤の臨床応用.表在性膀胱癌に対する経尿道的腫瘍切除後の再発予防効果の増強を目的としてprospective randomized studyを行った。doxorubicin膀胱内注入群とdoxorubicinと多剤耐性克服剤verapamil併用膀胱内注入群とを非再発率で比較するとverapamil併用群が有意に高い再発予防効果を示した。4.耐性克服剤の開発.P-糖蛋白発現亢進による多剤耐性形質を示す腎尿路性器癌細胞株を用いて新たに合成したジヒドロピリジン系化合物、イミダゾチアゾール系化合物の多剤耐性克服薬剤の有用性を検討し、いくつかの有用な薬剤が見いだされた。5.シスプラチン耐性ヒト精巣癌細胞株の樹立とin vivo転移モデル.ヒト精巣癌細胞株NEC8よりシスプラチン耐性NEC8/DDPを樹立した。ヌードマウス移植実験では、いずれの細胞も精巣に移植した場合のみ良好な増殖を示し、後腹膜リンパ節に転移した。この実験系はヒト精巣癌のシスプラチン耐性転移の治療・転移機構解明に有用なモデルになると思われる。 続きを見る
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腎尿路性器癌の血管新生を標的とした診断治療の研究 by 徳田 倫章; 江藤 正俊; ETO Masatoshi
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