樹状突起細胞を用いた腫瘍ワクチンの開発と養子免疫療法への応用

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樹状突起細胞を用いた腫瘍ワクチンの開発と養子免疫療法への応用

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Establisment of tumor vaccine using autologous dendritic cells and its application for addaptive immunotherapy
責任表示:
森崎 隆(九州大学・医学部・助手)
MORISAKI Takashi(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
樹状突起細胞(Dendritic Cell;以下略してDC)は、抗原提示細胞としては、最も強い抗原提示能を有する細胞である。本研究はAutologousのシステムを用いたDCの腫瘍ワクチンとしての臨床応用を目的とする。特にAutologousの大腸癌細胞とDC及びT細胞を用いて癌抗原特異的DCの樹立を試み、次に自己腫瘍特異的細胞を効率よく誘導するために腫瘍特異的DCの培養法を検討することに重点をおいた。最初に我々は、38才の男性の手術時摘出標本より樹立された癌細胞株、大腸癌細胞CE-1、のHLAタイピングをした結果、HLA(All,31)であったため、患者自身及び、このHLA TypingにサブマッチしたHLA(A26,31).の健常人のDCとリンパ球を用いて、腫瘍特異的DCの樹立を試みた。DCは末梢血採血から分離した単核球より、IL-4、GM-CSFを用いて血液100mlあたりより、1〜2x10^6個のDCが常に得られることがわかった。得られたDCに、放射線照射CE-1細または凍結・解凍を繰り返した癌細胞破砕産物を加え、さらにIL-4、GM-CSFを加え培養を続け、腫瘍ワクチン化DCを得た。まず、このDCのCytokine産生能をみたところ、IL-12、IFN-gammaのmRNAの発現とそれぞれの蛋白発現が確認された。このDCはHLA-DR、CD80、86強陽性で、抗原提示細胞として適当と考えられた。このDC(患者及びHLAサブマッチ)にそれぞれ、患者またはHLAのマッチした健常人のリンパ球を加え、二週間培養し、さらにもう一回ワクチンDCを加え二週間培養し、リンパ球の自己腫瘍傷害活性をみたところ、約10〜30%の活性とIFN-gammaの放出がみられたことにより、DCのワクチン化が示唆された。しかしながら、当初の目的のひとつである、DCの大量培養に関しては、ゼラチンビーズを用いてDCの高密度培養を試みたが、現在のところ通常のプラスチックシャーレ内培養に比較して細胞数の有意な増加には未だ成功おらず、さらに今後の検討が必要である。 続きを見る
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