バイオセンサーとDDSを活用した肝細胞内サイトゾール中遊離型薬物濃度の実測-モノクローナル抗体封入膜融合リポソームを用いた試み

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バイオセンサーとDDSを活用した肝細胞内サイトゾール中遊離型薬物濃度の実測-モノクローナル抗体封入膜融合リポソームを用いた試み

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
澤田 康文(九州大学・薬学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997-1998
概要(最新報告):
本研究は肝細胞内遊離形薬物濃度の実測を目的に、キニジンの抗体を封入した膜融合リポソームを用いた肝細胞内遊離形薬物濃度の定量法の確立を行った。 膜融合リポソームの調製はホスファチジルセリン、ホスファチジルコリン、コレステロールを重量比4.8:1:2で混合し、溶媒を留去することにより脂質薄膜を作成した。これに抗体溶液を添加し、振とうすることによりリポソームを調製した。調製したリポソームに紫外線照射により不活性化したセンダイウイルス(HVJ)を加え、4℃で30分、37℃で2時間インキユベーションした後に融合していないHVJをショ糖密度勾配遠心により除去し、抗体封入膜融合リポソーム(HVJ-Lip)を調製した。膜融合リポソームによる肝細胞内遊離形キニジン濃度の測定は常法に従い肝細胞を調製し、膜融合リポソームを用い、抗キニジン抗体あるいはコントロール抗体を細胞内に導入した。この細胞を用い、[^3H]キニジンの取り込み実験を行い、可溶化後放射活性を測定した。 抗キニジン抗体を導入した肝細胞においてコントロール抗体を導入肝細胞と比較し、高いキニジンの取り込みが認められた。また、膜融合能がないリポソームによる抗キニジン抗体、コントロール抗体導入後の肝細胞によるキニジンの取り込みにほとんど差は認められなかった。さらに、キニジンの取り込みにおける抗体未封入の膜融合リポソームあるいは膜融合能がないリポソームの影響は認められなかった。以上の結果より、膜融合リポソームを用いることにより細胞内遊離形薬物濃度の測定が可能であることが示された。 続きを見る
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