歯周病細菌の熱ショックタンパク質の病因論的役割に関する研究

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歯周病細菌の熱ショックタンパク質の病因論的役割に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
古賀 敏比古(九州大学・歯学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997
概要(最新報告):
本研究では、全身の健康における口腔環境の果たす役割について明らかにするために、口腔細菌の熱ショックタンパク質と慢性関節リュウマチとの関連性について検討した。 1)先ず、既知のDNA配列の左右に位置する未知のDNA断片をクローニングできるInverse PCR法で、歯周病細菌の一つと考えられているActinobacillus actinomycetemcomitans(Aa)Y4株から熱ショックタンパク質であるDnaK/Hsp 70とDnaJ/Hsp 40をコードする遺伝子群をクローニングした。クローニングした遺伝子のDNA配列から推定されるAaのDnaKは633個のアミノ酸からなり、分子量は68,390であった。一方、AaのDnaJは386個のアミノ酸からなり、分子量は42,788であると推定された。さらに、AaのDnaKのアミノ酸配列はEcherichia coliと84.2%、ヒトHsp70と48.4%の相同性を示した。また、AaのDnaJのアミノ酸配列はE.coliと65.1%、ヒトHsp70と31.6%の相同性を示した。 2)AaのDnaJのアミノ酸配列中にはヒトHLA-DRBl 0401分子とE.coli DnaJに共通なアミノ酸配列(KRAA-D-Y)が存在していたことから、AaのDnaJがヒトにおける自己免疫様疾患の発病に関与する可能性が示唆された。そこで、28名の慢性関節リュウマチ患者血清と7名の健康者血清中の抗Aa DnaJ抗体価をエライサ法で調べた。その結果、1/100希釈慢性関節リュウマチ患者血清のエライサ値(OD_<405>)は0.65±0.27であったのに対し、1/100希釈健康者血清では0.46±0.25であった。 続きを見る
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